本日の日本経済新聞に、興味深い記事があった。
10年前と比較して、稼ぎ頭が交代した企業を特集していた。
【稼ぎ頭が交代した主な企業】
社名 | 19年度 | 09年度 |
トヨタ自動車 | 自動車 | 金融 |
日産自動車 | 販売金融 | 自動車 |
TDK | エナジー応用製品 | 磁気応用製品 |
ニチレイ | 加工食品 | 低温物流 |
サッポロHD | 不動産 | 酒類 |
イオン | 総合金融 | 総合小売り |
スカパーJ | 宇宙事業 | 有料多チャンネル |
三越伊勢丹 | 不動産 | 百貨店 |
サイバーエージェント | ゲーム | メディア関連 |
10年ひと昔というが、10年経っても変化がない企業が多い中、時代の変化にあわせて、稼ぎ頭を柔軟に変化できる企業は、今後も生き残る可能性が高いと思う。
しかし、どう変わったのか、その中身を見ることが重要だ。
自動車業界のトヨタと日産は、対照的だ。
リーマンショック後、トヨタはしばらく金融で凌ぎ、今では自動車が復権したが、日産は全く逆で、今では自動車が凋落してしまった形だ。
サッポロと三越伊勢丹は、今では不動産屋と化している。
これは、戦略的に変革していれば良いのだろうが、どうもそうではないような…。
イオンの総合金融化は、、戦略的に面白いと思う。
幅広い顧客層を有しているので、電子マネー「WAON」の展開や、顧客情報を活かした戦略は強みとなるはずだ。
このように、変化することは重要であるし、変化しなければ衰退していくことは間違いないが、その変化が戦略的なのか、もしくはただ単に本業が衰退しただけなのかは、見極める必要がある。
そして、これからの10年、どう変わっていけるのか、また変わる意思があるのかを、事業報告書などを通して、しっかりと確認しなければならない。
また、なによりも、自身が働く会社がどうなのかを、最も気にかけねばなるまい。
全く変わる気配がない場合は、身の振り方も考えなければならないだろう。
DXによって、変化のスピードも加速化しそうなので、これから慌ただしくなりそうだ。
NYは波乱相場に
昨日のNYは、予想通り、波乱の展開となった。
先週急落し、3連休明けでどうなるのか、不安の方が大きかったが、やはり大きく売り込まれることとなった。
その要因としては、高値警戒感がある中で、テスラショックが起こったことだが、まあ内容が内容だけに、長くは引っ張らないだろうと考えている。
直ぐに反発とはいかないかもしれないが、このままズルズルと調整してしまうということはないだろう。
今現在、ダウ先物も上昇しているので、今日はそれほど荒れないのではないだろうか。
しかし、今日も続急落してしまうようだと、ちょっと危うくなるので、引き続き注視が必要だ。
保有銘柄の動向
本日の軍団の動向は、NY暴落の影響を受け、総じて軟調な展開となった。
なかでも、サンアスタリスクは、前日比△12%と大きく値を下げた。
サンアスタリスクについては、押し目買いの機会を狙っていたので、今日もストップ安付近で指値をしておいたのだが、流石にそこまでは下がらなかったようだ。
これで、高値から陰線3本、強い銘柄ならここで切り返すはずなので、明日は成行で買いにいきたい。
逆に、明日も下げるようであれば、調整局面に入ってしまうかもしれず、また戦略を練り直す必要がある。
とりあえずは、現段階では押し目と捉えて動きたい。
あとは、連日取り上げている直近IPO銘柄だが、KIYOラーニングがストップ高となった。
下がったところを拾いたかったのだが、まさに昨日のタイトル通り「押し目待ちに押し目なし」の展開となってしまった。
なかなか、思うようにはいかないようだ。
特にIPO銘柄は、ボラティリティが大きく、魅力があるのだが、捉えどころがなくなかなか難しい。
これも経験と思い、しばらく観察を続けていきたい。