新たな変異種が発見されたとのこと。
ブラジルから羽田空港に2日に到着した10~40代の男女4人が、変異種に感染していたことがわかり、これで国内での変異種への感染確認は計34人になったようだ。
水際対策は、完全に失敗に終わった。
昨年春の教訓が全く生かされておらず、政府の危機管理能力の欠如が露呈された形だ。
英国型の変異種が確認されたのは、世界で34カ国。
南アフリカ型の変異種が確認されたのが、世界で11カ国。
このいずれにも、残念ながら日本は含まれている。
そこへきて、今回の感染した4名は、英国型・南アフリカ型のいずれでもないということで、新たなリスクを抱え込んでしまったことになる。
これでは、世界各国に舐められても当然で、まさに自業自得のあり様だ。
日本は無防備であり、今後もウイルステロは容易に実行できてしまう。
日本では、今、1都3県で緊急事態宣言発令中であり、国民は自粛を要請されている。
これ自体は、政府と小池知事の失政によるもので、コロナ対応できる医療機関の準備を怠ったことが要因だ。
本来的には、この準備を事前に万端整えていたならば、このような事態にはなっていなかったはずで、よって緊急事態宣言など出す必要もなかった。
だが、失政とはいえど現状は現状なので、これに対処せねばならず、これには、昨日のブログにも書いたように、問題解決に繋がるメリハリのある対策を行う必要がある。
しかしながら、変異種となると話は別になる。
これがどのような影響を及ぼすのかが、計り知れないのだ。
強毒化しているのか、感染力が高まっているのか、ワクチンが効くのか、まるで分からない。
恐怖とは、未知なるものに対する時が最大化するので、まさにこの変異種は、恐ろしいものだといえる。
なので、これは絶対に、日本国内に入れてはいけなかったのだ。
即刻、鎖国するべきだったのに、親中派に押されたのか、無策のままここまできてしまった。
そして、このような事態になってもなお、外国からの受け入れを全面禁止できていない。
少しずつ、場当たり的に対策を強化しているものの、禁止しないと意味がない。
検査と隔離を徹底しても、それを受け入れる施設が必要となるので、ただでさえ崩壊している医療体制で、どう対処しようというのだろうか。
全くもって矛盾する施策であり、思考停止しているとしか言えない。
国際政治上の問題もあるのだろが、日本の首脳が揃ってこのような体たらくでは、日本はもうダメだろう。
おそらく、菅首相は、平時ではそこそこの実績を積み上げるかもしれないが、今のような乱世では、機能しないタイプの人なのだろうと思う。
このような時こそ、強く真っ当なリーダーが必要なので、このままでは首相交代した方が良いだろう。
今週のマーケット
このような非常事態であるものの、先週の日経平均株価は、28,000円を突破する絶好調ぶりを見せている。
流石に先週末は買われすぎたので、週の前半は押しがあると思われるが、大局では買い優勢の展開が継続するのではないだろうか。
日経平均のチャートを見てみると、5日線(短期線)、25日線(中期線)、75日線(長期線)が全て上向いており、配列も短期→中期→長期の順に並部など、買い相場の様相を示している。
チャートなど役には立たないという人もいるかと思うが、買いと売りのタイミングを判断する場合は、有効だろうと個人的には考えている。
特に移動平均線は、視覚的にも分かりやすく、参考にしている。
簡単に説明すると、移動平均線には、短期・中期・長期の3種類の線がある。
日数を何日に設定するかという問題はあるが、私は、短期=5日、中期=25日、長期=75日で設定している。
そして、この3つの移動平均線が、どのような動きをしているかを分析するのだが、この組み合わせのパターンは、全部で6パターンしかないので、意外と分かりやすくなっている。
つまり、どのような順番で平均線が構成されているかを見れば良いのだ。
移動平均線のパターン(上から順)
① 短期線 → 中期線 → 長期線 |
② 中期線 → 短期線 → 長期線 |
③ 中期線 → 長期線 → 短期線 |
④ 長期線 → 中期線 → 短期線 |
⑤ 長期線 → 短期線 → 中期線 |
⑥ 短期線 → 長期線 → 中期線 |
このように6つのパターンを行ったり来たりしており、⑥までいくと、次は①になるか、⑤に戻るかということになる。
そして、上段でも述べたように、①のパターンが上昇するケースとなる。
逆に下落するケース(売り優勢)は④となり、この場合は、全ての線が下降していることになる。
では、どこのタイミングで買えば良いのかということだが、当然に①の状態で買うのが確率が高くなるのだが、問題は上昇幅を取り難いということになる。
なので、①になる前の⑥の段階で仕掛けるのか、②の押し目を狙うのかといった戦略が必要になる。
もちろん、これらは確実な方法ではないので、①のパターン時に買っても、その後下落して損失を被ることもあるので、あくまでも自己責任で、ということは言うまでもない。
しかし、売買タイミングの仕掛けどころを考える上では、参考になるだろうと思う。
このあたりは、小次郎先生の著書が参考になるので、紹介しておこう。