今日も話題はコロナ一色で、流石に気が滅入る。
日本医師会は、「使命感も限界」と匙を投げかけている。
日本の医療体制がどうしてこうも逼迫しているのか、それは給与を上げられない経営の問題ではないのかと思ってしまうのだが、どうなのだろうか。
給料が下がるのに労働だけが増え、更に身の危険も増しては、辞める人も多くなるのも当然だ。
それでも、医療関係者は、命を守る使命があるだろうと言われる。
医は仁術なりとされるように、医は銭金の問題ではないので、大変な時に敵前逃亡するのはけしからんというわけだ。
しかし、それも、敬われてこその使命だろう。
医療従事者というだけで、人から避けられ、子供もいじめにあうという日本の現状にあっては、いくら医は仁術だと言われようと、虚しくなるだけだ。
このようなムードをつくってしまったことが、政治の失策だと思う。
皆から敬われ、感謝される土壌をつくり出し、金銭的な補助を同時に行なっていれば、世界的にみて感染者が少ないこの日本において、医療崩壊など起こるはずがないのだ。
そうであれば、GoToだって停止する必要などなく、これによって救われる命もまたあったであろうに。
今からでも遅くはないので、ここを取り組んでもらいたいと願う。
本日の株価動向
本日のマーケットは、日経平均・マザーズともに反発した。
まあ、下がれば上がるので、一喜一憂することもないのだが、マザーズに関してはあれだけ暴落してしまったので、しばらく様子見とするしかない。
ここしばらく、買い増しを続けていたので、勢いに乗って買いまくっても良いのだが、少し冷静になって仕切り直す他ないと思っている。
ということで、本日の売買はなし。
ところで、面白いニュースが飛び込んできた。
日本電産が、2023年までに従業員の年収を平均3割増やす方針とのこと。
デジタル化などで業務の効率を高め、「生産性が向上する分、年収を上げる」ということで、これは凄いことだと思う。
何のために効率化するのか、それによって誰が得をするのか、この部分が実は曖昧なのだ。
効率化することで人件費が減るとなれば、会社としてはメリットがあるのだろうが、従業員にとっては、自らの首を絞めるようで、意味がないどころかデメリットになり得る。
なので、効率化することで給料が上がるとした日本電産は、この点を明確にして、従業員のメリットを打ち出した。
これによって、効率化することは、会社にとっても、従業員にとってもメリットがあることになり、モチベーションが上がることで、今後、効率化への動きは加速化することだろう。
誠に、見事な会社経営だと思う。
さすが、永守さん。
日本電産は、今後もますます隆盛を極めていくことになるだろう。