非常事態宣言が、延長される見通しとなった。
まあ、これも当然といえば当然なのだが、いつまでこのような混乱が続くのかと思うと、改めてゾッとしてしまう。
現在の感染者及び死者数の増加は、単に季節的な要因が大きいと思われるので、4月になり暖かくなってくるにつれ、これらは自然に減少してくるはずだ。
また、ワクチンも、4月を目処にまずは高齢者から接種が始まるので、遅くとも、夏頃には落ち着いてくるのではないだろうか。
ワクチンを摂取するか問題
さて、諸外国に遅ればせながら、いよいよワクチン接種が始まるわけだが、強制ではないので、どれだけの人が接種するのだろうか。
怖いのは、副作用なのだが、先行して始まっている諸外国の例を見てみると、アレルギー疾患のある人は副反応が多く出ているものの、その他一般では、それほど問題は起きていないようだ。
ただ、まだ母数も少なく、経過日数も長くはないので、正確なところは分からない。
また、アジア人に合うのかどうかも分からないので、不安要素が多いことも確かだ。
俗に言われるのは、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人は、接種した方が良いと言うこと。
これも、一見正しいように聞こえるのだが、鵜呑みにするのは危険ではないかと思う。
例えば、ドイツでは、「65歳以上に対するワクチンの効果を判断できるだけのデータが不足している」とし、「アストラゼネカ・ワクチンの接種は18~64歳に限定するべき」だと推奨している。
つまり、65歳以上は、副作用リスクの方が高いと言っており、高齢者は受けるべきと言う論拠に、真っ向から対立している。
また、日本では、ワクチンを嫌忌する人も多い。
インフルエンザワクチンでさえ、打たない人も多いので、このように感じている人にとっては、害悪ともなってしまう。
『病は気から』と言うように、気を重んじる人にとっては、気に入らないワクチンを接種することによる「気の減退」の方が、免疫力を低下させ、感染リスクを高てしまうことにもなりかねない。
よって、このような考えの人には、ワクチン接種は、必ずしも有効とはいえないだろう。
現に、私も母からこのことを相談され、母も私も上記のような考え方の人なので、接種しなくても良いのではないか、と言うことで、今のところの結論を出した。
コロナはコモンディジーズ
そもそも論だが、このCOVID-19を、いつまで指定感染症にしておくのだろうか。
指定感染症にしている以上、医療現場は逼迫するし、観光業界や飲食業界は目の敵にされるなど、碌なことがない。
こんなことを言うと、コロナに苦しんでいる人や、亡くなった方がいるんだぞと、怒られるのだろうが、もちろんそんなことは百も承知で言っている。
今までで、日本におけるコロナ感染者数は、38.4万人、死者数は5,597人。
全世界では、感染者1.02億人、死者数は221万人だ。
この数字をみると、確かに感染者は多く存在し、世界中に蔓延していると言える。
しかし、よく比較されると思うが、インフルエンザはどうなのかをしっかりと検証する必要があるだろう。
厚生労働省によると、2018年のインフルエンザによる死亡者数は、3,325人。
しかし、この数字は、インフルエンザが直接的に死の原因となった人の数であり、実はもう一つ見ておかないといけない数字がある。
それは、インフルエンザにかかったことによって、自分が罹患している慢性疾患が悪化して死亡された人の数であり、厚生労働省によると、この数字は、毎年1万人程度とされている。
このように、インフルエンザの死者数は、直接要因よりも慢性疾患が悪化して死亡した人の方が多く、この現象は、コロナも同様だろう。
となると、コロナの死者数5,600人に対して、インフルエンザの死者数1万人なので、死者数で判断すると、インフルエンザによる死者数の方が倍近く多いことが分かる。
こんな単純な比較は出来ないと言われるかもしれないが、これは明確なエビデンスなので、このエビデンスに基づいた対処法に変えていかないといけないのではないだろうか。
つまり、COVID-19は、もはや『コモンディジーズ』なのだ。
既にコモンディジーズとなっているので、コロナ撲滅だとか、アフターコロナといった考え方では立ち行かない。
ウィズコロナの発想で物事を考え、施策を実施していかないと、この問題は一向に終息しないし、むしろ被害が拡大していくばかりだ。
ウィズコロナを日常化し、生活を立て直す時期に既にきていると思うのだが、いかがだろうか。
🌟頑張ろう!飲食業界🌟
🌟頑張ろう!観光業界🌟