この冬は、コロナとインフルの両方に気を付けなければならず、医療現場も大変なことになりそうだと危惧されている。
確かに、コロナの第2波、第3派とインフルの流行が同時に発生してしまうのは考えるだけでも恐ろしいことだが、今のところは、杞憂に終わりそうだ。
厚労省によると、8月31日~9月6日に発生したインフル患者は、岐阜、大阪、沖縄で一人ずつの合計でわずか3人だったようだ。
昨年の同時期は、3,813人だったので、今年はその1,000分の1になったことになる。
この暑い時期にも、3,000人以上が発生していることにも驚いているが、結果的にみると、マスクや手洗い、そしてソーシャルディスタンスの確保などのコロナ対策が、インフル対策にも有効であることが証明された形だ。
もちろん、インフルのピークは1月から2月にかけての寒くなってからなので、引き続きこのコロナ対策を徹底していく必要があるのは言うまでもない。
インフルエンザとコロナの死亡者数がよく比較されているが、インフルエンザはワクチンもあるし、タミフルやリレンザなどの治療薬があるので、それほど怖くないと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
インフルエンザは、国内で毎年約1,000万人が感染しており、死亡者数は1,000人~3,000人以上となっている。
これほどワクチンを接種しながら、1,000万人という国民の10人に1人が感染してしまう現状にも驚く(ワクチンの意味は??)のだが、死亡者数のカウントもどうやら曖昧のようだ。
超過死亡という概念もあるようで、これは直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡者推定値であり、この推計によるインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で25~50万人、日本で約1万人と推計されている。
このように、インフルエンザはかなりインパクトのある感染症であり、現在のこのコロナ対策によって、インフルエンザへの感染を抑止させることが出来れば、多くの犠牲者を救うことになる。
マスク着用の徹底
現時点でのコロナウイルスの影響は、全世界で、感染者数3,000万人超・死亡者数95万人超、日本国内では、感染者数7.8万人・死亡者数1,495人。
まだまだ、感染は拡大しているのだが、問題は、感染予防策をどれだけ講じられているかだ。
確かに、マスクを1日中しているのは相当に苦痛だ。
最近では、日本でも、マスクをしていない人も目にする機会が増えている。
しかし、このマスクは、皆がするから効果があるものだ。
自分が感染するのを防ぐのではなく、自分が感染させるのを防ぐものだ。
だから、自分は関係ないとマスクをしない人は、あまりに無責任で自己中心的であり、マスクをしている人からすると害悪そのものだ。
罰則化に反対する人も多いが、自由と責任を混同してはいけない。
このコロナ禍では、自由はある程度制限されても仕方がないことだ。
他人に感染させる可能性がある行為に対してまで、自由を適用するのは、明らかにおかしなことだろう。
そのような自由を履き違えた人が多くなっていることが、残念でならないし、怒りを覚える。
ここからが正念場だ。
しっかりと対策をしたうえで、日常生活を送れば問題ないはずだ。
旅行だって、問題ない。
イベントだって、問題ない。
ただし、マスクなどの対策をすることが前提になる。
ここから、対策をしたうえで、日常生活を取り戻していけばよいのだ。
ただ、このコロナ禍で、オンラインなどのデジタル化が進んだので、これはアフターコロナでも積極的に利用を継続していきたいところだ。
デジタル化によって、ウィズコロナ、アフターコロナの世界が、より良きものになることを期待して、もうしばらく、皆で頑張っていきましょう!