菅新内閣の閣僚人事が発表されているが、目新しさもなくがっかりしている。
改革意欲のある人、国民のために働ける人を基準に選ぶと言っていたが、果たしてそんな人事になっているのだろうか。
注目されていた官房長官に、なんと加藤厚労大臣が選ばれた。
分かりやすい説明が出来ると定評があるようだが、果たしてそうだろうか。
この人は、新型コロナウイルス感染の疑いがある場合の相談目安として、「37.5度以上の熱が4日」としていたのに、これが国民の誤解だったとほざいた人だ。
これは、「目安」であって「基準」ではないと。
いやいや、そもそも目安と基準は同義語だし。
これを、国民の誤解だと、国民のせいにするのはいかがなものか。
これを、説明能力が高いと言えるのだろうか。
また、就任要請に対して、「私でよければお受けする」と受け身的な発言をしている。
これが、改革意欲の高い人と言えるのだろうか。
官房長官人事は注目していただけに、甚だ残念な結果となってしまった。
そのほかは、やはり幹事長人事だ。
案の定、二階氏になったが、この方の心配は生粋の親中派だというところだ。
香港問題、ウイグル問題、内モンゴル問題など問題が多い中国に対して、どのような態度に出られるのか。
アメリカだけでなく、オーストラリアやインド、欧州なども、対中姿勢を硬化している国際情勢の中、日本も毅然とした態度が取れるのか。
アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)は今年7月、「日本における中国の影響」と題する報告書のなかで、二階氏を「親中派」と名指ししている。
アメリカに名指しされている中での幹事長続投とは、あきれるばかりだ。
これでは、民主党の菅政権と同じ轍を踏むことになりかねない。
管(かん)と菅(すが)、漢字も同じだし、方針も全く同じで御しやすいと中国に侮られてしまうだろう。
これでは、国益を損なうばかりでなく、国際社会で孤立してしまう。
これでは、スガノミクスどころではなくなってしまう。
Go To トラベルキャンペーン
菅政権の船出は厳しいものになりそうだが、経済は停滞したままでは立ち行かない。
そんな中、Go To トラベルキャンペーンの東京発着が、いよいよ18日に解禁される。
これで、本格的に活性化されると思うのだが、もう現時点で大いににぎわっている。
私も、家族旅行を解禁しようと思い、温泉旅館を探してみたのだが、どこも満室で予約が取れない事態となっているではないか。
特に、高級旅館ほど人気なようで、既に年末まで平日も含めすべて満室となっているところも多くあるようだ。
現時点でこんな状況なので、これで東京が解禁されたらどうなることか。
これで観光業の復活も期待できるが、予算を早急に使い果たしてしまう恐れもある。
ここは、追加予算をつけるなどして、この勢いを止めないようにした方がよい。
経済を回すということもさりながら、国民が心身ともに健康になるためにも、旅行は有効な手段だ。
日常が半年以上も続き、辟易しているので、そろそろ非日常を体験しないと身体がもたない。
よし、また明日から宿探しだ。