マーケットが混乱してきている。
NYでは、ダウが史上最高値を更新する展開となっている一方で、ナスダックは、急激な調整相場入り。
上海は、こちらも調整相場入りしている中、本日は、政府が介入したとかしないとか。
あのお国柄なので、何が起こっても不思議ではないのだが、このような話が出るということは、かなり経済が弱っている証拠なのかもしれない。
中国が弱ると日本企業への影響が大きいので、日本市場は、こちらの方を意識しているのかもしれない。
このような環境下、日本のマーケットもここのところ調整しているのだが、中でも、マザーズ市場が壊滅的な打撃を受けている。
アフターコロナへの移行とともに、グロース株が売られる地合いになっていることに加え、ナスダックが急落していることにも大きな影響を受けている。
このような外部要因による相場になってしまうと、いくら決算が良くても、一方的に売られてしまうので、困ったものだ。
今日も、朝方はいつものように急落し、一時は4%安まで売られてしまった。
75日線も大きく下抜け、今では、200日線のボーダー上まで達してしまった。
このまま、底無し沼のごとく、奈落の底まで沈没していくのかと恐怖感を抱いてしまうが、今日のところは、なんとか切り返し、プラスで終えることが出来たようだ。
定石でいけば、こうなる前に、全て処分しておくべきなのだろうが、ここまで来てしまうと、もはや手が付けられない。
しばらくは、ホールドして、踏みとどまるしかない。
こういう時は、現物株の強みだろう。
信用買いであれば、こんな悠長なことも言っていられない。
今後の投資戦略
長い人生、こういった局面もある。
ここからの戦略は、どこで仕掛けるかが重要になる。
下がり続けることは決してないので、買うことを考えると、今の状況はむしろ安く買えるチャンスでもある。
とはいえ、落ちてくるナイフは掴めないので、やみくもに買っても怪我をするばかりだ。
「頭と尻尾はくれてやれ」との相場の格言があるように、下値を狙うのではなく、反転を見定めてから、買い出動していきたい。
今は、その時が来るのを、ジッと待とうではないか。
「待てば海路の日和あり」だ!