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早期退職募集を好機と捉えよう!

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企業の冬のボーナスが、減少傾向にある。

JR東日本が3割減になるとの報道があったが、大手・中小関係なく、今年の冬は懐事情が厳しくなりそうだ。

 

日本の商習慣では、ボーナスは生活給の一部になっているので、3割も減らされると、途端に生活が厳しくなる。

というのも、多くの人が、このボーナスをあてにして、住宅ローンの返済や、子供の教育費、また月々の生活費の補填などの生活設計をしているのだ。

 

コロナ禍で業績が落ち込んでいるという事情は分かるのだが、企業はここが踏ん張りどころなので、社員の生活を支えるために奮闘してもらいたい。

また、看護師などの医療従事者の方々も、ボーナスが減ると聞こえてくるが、子の方々は、コロナへの対応という心身ともに疲弊する仕事をしてもらっているのに、報酬が減少するのはあまりに申し訳なく思ってしまう。

 

ここは、国が補填するなどの施策をぜひ打ち出してもらいたい。

 

 

早期退職募集の増加

 

また、早期退職募集の増加も、今年は非常に多くなっている。

株価が29年ぶりの高値を付けたとは思えないほどの企業の経営環境だが、事業環境の変化に追いついていない企業は、現状打つ手がないのであろう。

 

しかし、この早期退職募集も、働き手としてはウェルカムとなるケースもあるだろう。

早期退職による退職金の割増があると思うので、既に辞めようと考えていた人にとっては、まさに渡りに船となる。

 

なので、この早期退職には、意外と多くの人が応募するという現象も起こり得る。

また、優秀な人ほど応募することも多いと思うので、企業としても痛し痒しの施策といえる。

 

私も、もし会社が早期退職を募集するとしたら、真っ先に応募すると思う。

早期割増分を、次への活動の資金に出来れば、万々歳といえる。

 

寒さも増し、いろいろと世知辛い出来事も増えてくると思うが、出来ることなら前向きにとらえていきたい。

そのためには、いろいろなことが起こり得ると普段から考えておくことが必要になるので、このブログでも、これからの生き方の一助になるような話題を展開していきたいと思う。

 

 

中期経営計画の策定

 

さて、企業は中期経営計画なるものを策定しているが、多くは2020年までとしており、2020年度以降のものを今まさに作成している最中だと思われる。

コロナ禍で先の見通しがつきにくいこともあり、策定を延期している企業も多いかと思うが、事業が時代の波に乗り軌道に乗っているところは、作成がしやすい環境になっている。

 

我が保有銘柄勢の中でも、PCIホールディングス(3918)が、中期経営計画「PCI-VISION 2023」を策定したようだ。

 

1.基本方針
当社グループは、2023 年9月期の経営目標数値として、オーガニック・グロースで売上高 210 億円、営業利益 12.5 億円、挑戦目標として新規事業の更なる進展とM&Aにより売上高 300 億円、営業利益18 億円(ともに営業利益率 6.0%)を目指してまいります。
具体的な施策といたしましては、これまでのIoT/IoE分野へのソフトウェア技術提供とその収益貢献による利益率の向上、M&Aによる事業の拡大をさらに発展し、① DXの推進、② サイバーセキュリティ分野の成熟・拡大、③M&A戦略による規模拡大によりスピード感ある経営をアグレッシブに展開してまいります。

 

既存事業の深耕によって40億円、新規事業とM&Aによって90億円増やそうという意欲的な内容だといえる。

利益面でも、20年9月の営業利益が7.5億円なので、3年で2.4倍にする内容になっており、この通りいくのであれば大歓迎だ。

 

 

しかし、そもそもなのだが、中期計画の数値目標はどれ程の信憑性があるのだろうか。

当然、この目標に向かって、毎年その進捗が発表されていくので、いい加減な数字は出せないのは分かる。

 

でも、環境の変化が年々激しくなる中、3年後の数字を導き出すのは現実的に相当困難なはずだ。

なので、多分にエイヤー的な目標になっていると、考えておいた方が良いと思う。

 

重要なのは、環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、いかに目標達成に近づけていくかということになる。

投資家の目線としては、この変化をどう見ていくかということが重要になってくるので、日々の動向のチェックは欠かせない。

 

PCIとも長い付き合いになっているので、今後も期待したいとは思うが、変化に乏しいと感じれば、お別れすることになるだろう。

会長が社長を兼任する人事異動も行われるようなので、心機一転といきたいところだ。

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