秋の選挙、3番勝負が始まった。
3番勝負とは、大阪都構想、米大統領選、イエスリコール大村知事だ。
その第一弾目の、大阪都構想を巡る選挙が昨日行われ、結果は、僅差で反対となり、大阪維新の会の都構想の夢は潰えた。
今回は、5年前からのリベンジとなったわけだが、返り討ちにあってしまう結果となった。
大阪都構想は、二重行政の解消など合理性を追求するうえでは極めて有益な政策であると思うのだが、大阪市民としては、愛着のある自身の住む区がなくなってしまうという感情的な判断が上回った形ということだろうか。
今回は、人気絶頂の吉村知事を擁しての戦いとなり、公明党も味方につけ必勝の体制に臨んだと思われたが、僅差ではあるものの否決されたので、これでこの構想は終焉となるのだろう。
まあ、負けは負けで仕方がないとは思うのだが、吉村知事の敗戦の弁が少々いただけない。
記者会見で「都構想は間違っていたんだろうと思う。僕自身は大阪都構想に挑戦することはない」と言っているのだ。
上記は新聞記事にあった内容で、発言の断片だけを切り取っているので割引も必要だが、こうもあっさり間違っていたと言っても良いのだろうか。
今回、この都構想に、67万5,829人もの人が賛成票を投じているのだ。
その人たちは、こうも簡単に間違っていたと言われてどう感じるだろうか。
発言が軽すぎると言わざるを得ず、府知事として失格だと思うのだが、どうだろうか。
どのような思いで発言されたのかは分からないが、違和感の残る結果となり、残念だと思う。
大統領選挙の行方
さて、第2弾となる米大統領選挙が、いよいよ明日に迫っている。
バイデン有利とずっと報道されているが、はっきりいってよく分からない。
調査を見ると、断然バイデンが有利なのだが、識者の見解を見ると、トランプが勝つという人も多数存在する。
また、信頼できるもっぱらの情報源であるTwitterで調べてみると、Twitter民は、おおよそトランプが勝つと判断しているようだ。
私も、トランプが勝つと考えている。
バイデンは、副大統領を務めたほどなので、実力者であるとは思うのだが、どんな人なのかよく分からないのが実情だ。
認知症疑惑も否定できず、これで本当に大統領職が務まるのか不安になる。
バイデンを支持している人も、バイデンだから支持しているのではなく、トランプが嫌いだから相対的に支持している人が多いのではないだろうか。
アメリカの大統領が、このような判断で決まってしまっては、さすがにダメだろう。
確かに、トランプは乱暴で粗野なところがあり、生理的に受け付けないという人もいるかと思うが、コロナ禍で世界が混沌としている時には、強力なリーダーシップが必要となる。
中国問題も大きな課題であり、日本を含む東アジアの安全保障を考えると、現路線を推進できるトランプの方が望ましいことは一目瞭然だ。
日本にとっては、バイデンは未知数すぎるので、大きなリスクが伴うだろう。
あと、懸念されるのは、選挙が長期化してしまう場合だ。
郵便投票が物議を醸しているように、結果がすぐに出ない場合、政治空白が出てしまので、こうなると危うい。
株式市場にも大きなマイナスとなる、短期的には、暴落となってしまうだろう。
こうなると、相関性が薄れたとはいえ、日本市場にも影響は必至で、11月相場は大荒れの展開になってしまう。
ここは、トランプの勝利の報を、期待して待ちたいと思う。
あと、最後の聖戦となる、イエスリコール大村知事は、是が非でも成し遂げねばならない。
愛知県民として、ここは譲れない戦いなので、同様に吉報を待ちたい。