紅葉の秋、お出かけ日和、秋の味覚など、この季節は1年を通して最も気候が良く、まさに楽しみの多い季節なのですが、依然としてコロナ禍により行動が制約されており、身動きが取れません。
感染者が劇的に減少していますので、日常生活に戻ってしまえば良いと頭では理解しているのですが、世の中は、なかなか許してくれない状況です。
第6波を警戒するというのは、分かります。
季節的な要因はあると思いますので、注意する必要は当然あるのですが、これを続けていくと、いつまでもこの警戒ループから抜け出せず、際限がなくなります。
何を境に、このループから抜け出せるのか、これが最も大きな課題となるのですが、この度、大きな期待が持てるニュースが飛び込んできました。
それは、有効な飲み薬です。
ファイザーは、開発中の新型コロナウイルス感染症を治療する飲み薬について、入院と死亡のリスクが89%低下したとの臨床試験(治験)結果を発表しました。
そして、今月25日までにFDAに治験の暫定結果を提出するとしていますので、早期の実用化が期待されているところです。
これは、ゲームチェンジャーになる可能性が高いですよね。
例えコロナに感染したとしても、9割近くも重症化が抑えられるとするならば、もうコロナは怖いものではなくなります。
また、この薬は、錠剤のようですから、普及が容易です。
まさに、人類待望の薬と言えるでしょう。
このような薬の投入は、今後も続いていくでしょう。
そうなると、もう本当に、日常に戻れると思います。
現在の世の中、特に日本の状態についていいますと、感染して苦しんでいる人よりも、精神的に苦しんでいる人の方が多くなっています。
経済的な苦しみもありますが、心が病んでしまうのです。
家庭内でも、考え方の違いから、諍いが絶えず、離婚に至るケースも増えてきているように思います。
見解の相違だから仕方がないという意見もありますが、そもそもが、この馬鹿げたというか、わけのわからんものへの見解なんて、本来なら、あってないようなものです。
こんなものへの考え方の違いで、家庭内が不和になるなんて、本当にあってはならないと思います。
しかし、起こってしまっています。
この不和は、日常生活に戻れば、解消するものなのでしょうか。
一旦、分断されてしまうと、修復するのは、困難なものになります。
人間関係は、そんなに単純なものではないですよね。
ましてや、それが、夫婦であったり、親子であったりとすると、その愛憎は半端ないものになります。
アフターコロナでは、この問題がどうなるのかが、最初の壁になりそうです。
コロナの最大の悲劇は、この問題なのかもしれませんね。