コロナウイルスがいろいろな方面で影響を与えているようだ。
4月に全国で発生した交通事故は前年同月比36%減の2万805件(速報値)と、警察庁に月間のデータが残る1989年以降、月間での過去最少を更新。
これは、外出を自粛していることによる怪我の功名といえるだろうか。
大気汚染の減少もそうだが、皮肉にも現代社会が抱える課題の解決に繋がっているので、これを一過性にするのではなく、是非とも継続性を持たせていきたい。
また、4月の全国の交通事故による死者数は213人で、これも前年同月から2割減少した。
一方で、愛知県で3人増の17人、東京都で2人増の14人と都市部では死者数が増加しているのは気になるところだ。
4月の自殺者数は、359少ない1,455人で、19.8%減
これは、注目すべきデータではないだろうか。
明らかに在宅勤務による環境変化が影響していると思われる。
嫌な上司と顔を合わせることがなくなったことの影響たるや恐るべしである。
これを一つとっても、コロナ収束後も在宅勤務は継続すべきであろう。重要なのは成果であり、働く場所は単に手段にすぎない。むしろ、精神が安定すれば成果も上がるであろう。
日本では、働くことが苦痛であると感じる人が多すぎる。
仕事とはそういうものと諦めるのがビフォーコロナの世間一般の考え方であったが、これからは「仕事は楽しい」が新常態となっていくことを切に願う。
レナウンは15日、東京地裁から民事再生手続き開始の決定を受けた
経済への影響も出てきている。
米高級百貨店のニーマン・マーカスが、米連邦破産法11条の適用を申請。
118年の歴史を持つ百貨店大手JCペニーが米連邦破産法11条の適用を申請。
小売店は、休業の影響により大きなダメージを受けている。また、そこに出店しているレナウンのようなアパレル業界も同様に厳しい。
もちろん、コロナの影響が大きい。
しかし、百貨店を販路とするビジネススタイルは、インターネット通販やファストファッションの台頭など産業構造の変化で相当苦しく、既に破綻していたといっても過言ではない。
つまり、コロナの影響で止めを刺された形であるが、遅かれ早かれといった面もあるように思う。
中でも、アマゾン・エフェクトといわれるように、アマゾンは様々な方面に大変大きな影響を与えており、これからも同様な破綻は続くとみるのだ妥当であろう。
ここで、今回の題材であるアフターコロナ時代の勝ち組はどこか?である。
既に、「GAFA」と例えられるように、産業構造は大きく変化している。
※「GAFA」とは、Google・Amazon・Facebook・Appleの4社を指し、更にMicrosoftのMを含むGAFAMといわれることもある。
小学生の将来やりたい職業も、ユーチューバーやプロゲーマーであったりする。
これを聞くとおじさん世代はしかめっ面をするわけだが、残念ながらそのような人は時代の変化についていけない化石となっていくだろう。
大きな変化とは、個(個人)が脚光を浴びる世界になるということだ。
今までは、メディアなどは大企業が牛耳っていたわけだが、これからは個人でも発信が可能であり、いやむしと個人の方が影響力が大きな時代になる。
現に、世界で人気が広がるeスポーツ、日本では伝統的なスポーツと同様、企業が普及を後押ししていたり、新車開発にもゲーマーの声を重要視している。
だから、世のお父さん、お母さん。
「ゲームばかりやってちゃダメだ」は、死語になるかもしれませんよ!