アーモンドアイがジャパンカップ参戦を決めた。
これで、デアリングタクト&コントレイルという無敗の三冠馬と、現役最強馬で8冠のアーモンドアイの激突がみられるという、競馬ファンには、願ってもないイベントになった。
デアリングタクトが早々とジャパンカップ参戦を決め、他馬の動向が気になっていたが、コントレイルを管理する矢作調教師は、競馬界を盛り上げるために、また競馬ファンのために、参戦を決めた。
そして、アーモンドアイ。
現役最後のレースに、無敗の3冠馬との対決を決めた。
今年は、コロナウイルスによって、陰鬱な年になってしまったが、年の最後に、このように関係者が意気な計らいをしてくれたことに感謝したい。
今から2週間後のレースが待ち遠しいのだが、その間の調教など各馬の状態なども、じっくり楽しみたいと思う。
また、3強だけではなく、サートゥルナーリアやワールドプレミアも参戦を予定している。
いやあ、何十年に一度の名勝負になること必至なので、各馬、順調にレースに臨んでくれることを願うばかりだ。
エリザベス女王杯展望
本日は、エリザベス女王杯。
私が、最初にエリ女を生観戦したのは、1993年。
当時は、まだ牝馬クラシックの最後のレースで、ベガの三冠がかかっていた。
結果は、ベガはベガでもホクトベガ。
2着は、ノースフライト。
懐かしい思い出だ。
そういえば、この年の牡馬は、3強対決だった。
日本ダービーは、ナリタタイシン、ビワハヤヒデ、ウイニングチケットの3強がデッドヒートを繰り広げ、結果は、ウイニングチケットがダービー馬に。
3強対決といっても、実レースは3強の戦いにならないことが多いのだが、この時のダービーは、まさに3強の名勝負となった。
ジャパンカップも、このような3強対決を見てみたいと思う。
話は脱線してしまったが、今年のエリザベス女王杯は、本命不在のうように見える。
ラッキーライラックが1番人気となっているが、春以降は成績もパッとしないのでつけ入る隙は十分あるし、また、1番人気はもう長いこと勝っていない。
そんななか、本命にしたいのが、ノームコアだ。
切れ味はメンバー随一で、瞬発力勝負であれば、この馬が抜けている。
マイルG1を勝っているように、距離への不安が指摘されてもいるが、前走の札幌記念を完勝しているし、半妹はあのクロノジェネシスだから問題ない。
また、府中巧者ともみられているが、右回りは4勝しており、連帯率は右回りの方が良いので、こちらも問題ない。
さらに、鞍上は、大好きなノリちゃん。
もう応援するしかないだろう。
対抗は、センテリュオ。
こちらは、2,200mへの適正(2・2・0・1)がメンバー随一なこと。
前走のオールカマーを完勝しており、唯一連対を外した昨年のエリザベス女王杯も、3着のラヴズオンリーユーとクビ差の4着と健闘している。
となると、絶好調の今年は、昨年以上の着順が期待できると読んでいる。
懸念材料は、鞍上だろうか。
戸崎君が、阪神で好走する姿をなかなかイメージできないのだが、走るのは馬なので、馬の力を信じたい。
3番手候補は、ソフトフルート。
こちらは、前走・秋華賞3着と好走しており、勢いのある3歳で斤量も▲2kgと有利なのが理由となる。
距離も、2,000mを中心とした中距離を得意としており、ディープインパクト産駒なのも好材料。
そして、鞍上も絶好調の福永とくれば、評価せざるを得ないだろう。
押さえ候補は、前哨戦の相性が良い府中牝馬S組のラヴズオンリーユー、サラキア、サムシングジャスト、シャドウディーヴァ。
こちらは、薄く幅広く抑えていきたい。
ラッキーライラックの評価が難しい。
実績は断然で、春に大阪杯を制しており、また鞍上は名手ルメールとくれば切ることはできまい。
ただ、やはり、好調さを欠いていることと、大外枠なのがマイナス材料なので、こちらも軽く抑えまで。
最後に気になるのが、ウインマリリン。
前走・秋華賞大敗の原因はよく分からないが、なにせオークス2着馬で、中距離適正があるので、一発があってもおかしくない。
3歳馬で斤量優位なので、可能性はある。
ということで、馬券は、馬連で、ノームコアからセンテリュオとソフトフルートへ。
3連複2頭軸(ノームコア&センテリュオ)で、上記に上げた馬(ソフトフルート厚め)に流していきたい。