今週の日本市場は、引き続き波乱の展開となりましたね。
新年早々、試練の時を迎えています。
もともと、今年の相場は厳しくなるだろうと言われています。
米国は利上げ、中国は景気低迷が顕在化するなど、マイナス材料が多く存在します。
企業業績については、どうでしょうか。
2021年度は、20年度のコロナ禍業績からの反動があり、最高益を更新する銘柄も多く存在しますが、これは実力値ではないでしょう。
20年度と21年度を足して2で割ったくらいが、現状の実力値と言えますので、22年度業績がどうなるかで、その企業の優劣が浮き彫りになってくると思います。
こうなると、22年度の業績予想が出る4月〜5月が、相場の転換点となる可能性も高まります。
厳し目の予想が出ると、再び「セルインメイ」となるのでしょうね。
それにしても、グロース株が売られ過ぎています。
利上げ=グロース株不利というものであったり、バリュー株が見直されているなどと言われていますが、ちょっと行き過ぎ感があります。
グロース株は、昨年後半から、既にかなり売り込まれていますので、有望銘柄を含め、かなり割安になってきています。
しかしながら、いかに割安になろうとも、買い手がいないと株価は上がりません。
この辺りが、データだけでは勝てない、株の難しさです。
では、なぜ買われないのかというと、機関投資家が売り姿勢なことと、空気感だと思っています。
特に、空気感はなかなか侮れないところがあります。
グロース株が売られるという情報が大勢を占めるようになると、日本人の性向として、一斉にその方向に流れがちになりますので、余計に拍車がかかります。
現在は、この真っ只中にありますので、グロース株の売りに歯止めがかからないわけです。
マザーズ指数は、今週5%の下げ。
今年に入って、14%の下げです。
まさに、暴落相場ですよね。
でも、まだまだ下がります。
オミクロン株の陽性者拡大に比例して、下がり続けるのだと思います。
となると、オミクロン株がいつピークをつけるかがポイントになります。
先行した南アなどの傾向を見ますと、1月末か2月初旬ではないかと推測されますので、その辺りではないかと。
もうしばらくは、耐える相場が続きますが、今が正念場です。
新年早々、正念場を迎えてしまいましたので、まだ心構えが出来ていないかと思いますが、すぐに臨戦態勢にシフトした方が良さそうです。
ここで迎撃し、反転攻勢をとることができれば、3月頃には、大きな戦果を上げることが出来ると思います。
頑張るぞー!