ここのところ、銀行からの不正出金被害が続いている。
ドコモ口座を利用した不正に端を発し、ゆうちょ銀行では、PayPay、LINE Pay、メルペイ、Khash、PayPalと被害が拡大している。
このような被害は、二段階認証を導入していないことが原因ともいわれているが、いまどき、ネット取引で二段階認証をしていないなど、全くお粗末な話だ。
こんな杜撰な管理をしているから、デジタル化が進展しないのだ。
古い体質の銀行のレベルの低さが露呈されたわけだが、今度は、あろうことかSBI証券の顧客6人の証券口座から、計9,800万円余は流出するという事件が発生した。
SBI証券といえば、ネット証券の再大手で、セキュリティには万全を期していると思われていたが、ここもやられるとなると、なかなか安心できなくなる。
手口としては、不正アクセスによって株式を本人に無断で売却するなどの手口で、それぞれの証券口座から、ゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行の口座に現金が流出したとのこと。
いやいや、特定口座は、登録した決まった銀行にしか出金できないはずなんだけど、どうしてだろうと首をかしげた人も多いと思う。
これは、どうやら、第三者が偽造した本人確認書類を利用するなどして、流出先の銀行口座を不正に開設していたとのこと。
こんなことが出来てしまっては、もうどうにもならないだろう。
全く恐ろしい話だと思う。
私自身もSBI証券を利用しているので、ユーザーネームやログインパスワワードは厳重に管理しなければならない。
ネット上では、どうりでお金がどんどん減っていくわけだと、自虐ネタが飛び交っているが、冗談ではなく、これからは取引履歴やお金の所在をしっかりと確認していく必要がある。
面倒くさいこと極まりないが、資産を守るためには仕方がない。
証券会社や銀行には、今後、より頑強なセキュリティ対策をしてもらいたいものだ。
再びグロース銘柄へ
マーケットは、グロース株からバリュー株へシフトしていると言われているが、果たしてそうだろうか。
ナスダックが暴落したことから、日本マーケットでもマザーズ銘柄の値が崩れたことは確かだ。
また、バフェット先生が、商社に投資したことから、バリュー株にスポットが当たっているのも間違いない。
しかし、これでデジタル銘柄がこのまま沈没することは考えにくい。
ウィズコロナ、アフターコロナの世界を牽引していくのは、間違いなくデジタル銘柄だと確信している。
本日誕生した菅政権でも、デジタル庁を新設する動きがあるなど、これからは国をあげたデジタル化の動きが加速化するはずだ。
そういった意味では、今は絶好の仕込み時ともいえるだろう。
上昇の兆しは、少しずつ出てきている。
本日のマーケットも、日経平均株価は20円高と小幅高に終わったが、マザーズ指数は2.5%高と気を吐いた。
私のデジタル保有銘柄も総じて上昇したのだが、サンアスタリスクだけは3%の下落となってしまった。
しかし、この動きは、むしろ好意的に受け止めている。
ここのところ、IPO銘柄らしい激しい値動きをしていたのだが、出来高を含めやっと落ち着いてきた感じがする。
ここからは、巡航速度に落として、じわじわと上昇していく形を望みたい。
そうでないと、買い増しができなくて困る。
理想形は、買い上がりなので、押し目を拾いながら枚数を増やしていきたいと思う。
デジタル銘柄祭りに、乗り遅れないようにしたい。