いわゆる「GAFA」が、ここのところ、住宅の建設に乗り出しているようだ。
ついに、住宅にまで進出してきたのかと、空恐ろしくなるが、大きなムーヴメントになっていくのだろうか。
・アマゾン … 20億ドルのファンドを立ち上げ、中低所得者層向けに2万戸以上を整備 ・アップル … カリフォルニア州の住宅難を解消するため25億ドルを拠出 ・フェイスブック … カルフォルニア州の住宅問題に10億ドルを拠出 ・グーグル … サンフランシスコの米エリアに10億ドルを供出 |
この背景には、各社が所在するエリアで、住宅価格が高騰しており、深刻な住宅難が社会問題化していることがある。
少し前に、路上生活者やキャンピングカーで生活する人が増加していると言うニュースも流れていたほどだ。
以前、シリコンバレーを訪れたことがあるが、その時に聞いた話では、年収1,000万円などはプアー層とみなされているようだ。
1,000万円ぽっちでは、家族が生活していけないレベルらしい。
確かに、物価も高かった印象がある。
ラーメン一杯食べるのに、2,000円近く支払った記憶がある。
そんな中、GAFAが、手頃な価格を提供すると言うのは、儲け過ぎの批判をかわすための社会貢献だとしても、意義のあることだろう。
また、住宅系のスタートアップも台頭してきているようだ。
グーグルやFacebookから5,500万ドルの資金調達に成功した「ファクトリーOS」は、既に1,000戸近くの住宅を建設しているらしい。
この会社の特徴は、住宅の「工業製品化」で、モジュール化した部材を工場で生産し、現場で組み立てる方式を採用している。
工場生産すれば、品質が安定し、工期も短縮できるので、従来よりも、4〜5割早く、2〜4割安く供給できるようだ。
確かに、この方式をとれば、上記のメリットが生まれ、結果、住宅の高額化と言う社会問題の解決にも繋がっていくだろう。
しかし、ちょっと待てよと。
この方式、どこかで聞いたことがあるような気がするのだが…。
そうだ、こんな工業化の仕組みは、日本の大手プレハブメーカーが、もう何十年も前から取り組んできているもので、何ら目新しさはないものだ。
では、なんで今さら注目されているのだろうか??
やはり、そこは、価格へのアプローチの仕方が異なっているのだろう。
ファクトリーOSは、低価格を目的にしているが、日本のハウスメーカーは、価格訴求をしていない。
いや、価格訴求しないどころか、高価格商品として位置付けている。
工場生産での品質の良さと、ブランド力で、高い価格で販売し続けているのだ。
では、なぜ、本来なら価格訴求できるのにしなかったのか、それは、儲けるためと言うことになる。
上記にあるように、本来なら2〜4割安くできるはずなのだが、これがまるまる利益になっていると言うことだろう。
ブランド力という安心さと引き換えに。
これで損しているのは誰なのかと言えば、消費者である私たちだ。
必要以上に割高な商品を買わされているということになる。
そんなことは、百も承知だよと、分かって購入している人もいるかもしれないが、知らない人にとっては悲劇でしかないだろう。
ハウスメーカー選びは、よくよく熟慮した方が良いと思う。
大手=良い家、という訳では決してない。
※ここでいう「良い家」とは、コストに見合った家という意味
それを、この米国スタートアップ企業が、顕在化してくれたようなものだ。
このニュースをどう読み解くかは、読み手次第だ。
本日のマーケット動向
今日はまあ、よく下げてくれたものだ。
日経平均もさることながら、マザーズは2%超の下落となり、ほぼほぼ全面安の展開となってしまった。
世界のマーケットをみても、軒並み下落しており、ワクチンへの期待相場の終了を思わせるものとなっている。
こうなると、次は業績相場への移行となるが、ここは単なる増益発表だけでは、市場は満足しないだろう。
上方修正は必須で、しかも、どの程度上積みされるかが問われてくる。
ここから2月にかけて、決算発表が本格化してくるので、内容のチェックには怠りなき様、臨んでいきたい。
そんな中、本日の取引は、以下の通り。
・マーケットエンタープライズ ・セレス ・グッドパッチ ・Kaizen Platform |
グッドパッチについては、一昨日と昨日に詳細を書いてきたが、MSワラントの影響は軽微と判断したので、下がったところを買い増す戦略に出た。
もし、また下がるようなことがあれば、買い増しを継続していきたい。
他の株は、総じて減少してしまい、特にエーアイが5%減と大きく下げてしまった影響で、総額としては70万円程喰らってしまった。
昨日今日で、短期的にかなりの金額を持っていかれてしまったが、短期の事象にはあまりくよくよせずに、しっかりと目を見開いて、大きな目線で取り組んでいきたい。
また明日がある。
また明日が来る。
この明日を望めるというのは、幸せなことだと思う。
感謝しかない!
🌟頑張ろう!観光業界🌟