Home building HOUSING

住宅アドバイザーの必要性【誰に相談して住宅を購入すべきか?】

投稿日:

 

 

ブログを開始して早や半年が経過した。

すっかり日常化したので、この作業をやらないと、逆に落ち着かなくなった。

 

ひと昔前は、職業柄、住宅に関するブログを書いていたのだが、住宅業界を引退してからは、ものを書くということから、すっかり疎遠になっていた。

今回、ブログを再開しようと思ったのは、住宅業界は離れたけれど、離れたからこそ客観的に伝えられることもあるかと思ったからだ。

 

住宅は、人生最大の買い物なので、ここをしくじると、後々影響が大きくなる。

住宅ローンが35年も続くということは、実際、想像以上に重荷なのだ。

 

 

住宅をつくる側にいると、良い住宅をつくることを第一に置くことになる。

断熱や気密など住宅の性能を左右する部分は、見た目には関係のないところなので、手を抜く業者も多くある。

 

結局そうなると、「住み心地」が悪くなるわけなのだが、ここがなかなか評価することが難しいのだ。

なぜなら、これは見た目では分からないので、引き渡しのときには評価できない。

 

それは、暮らしの中で、不自由さを感じることになるのだが、残念ながら、比較対象がないので、結局のところ、良し悪しを評価できないのだ。

 

個人的には、こんな理不尽で曖昧なことはないと思うのだが、これが実態なのだ。

住宅業者の、家づくりに対する向き合い方に左右されてしまうので、契約する前にここの確認作業が必須となる。

 

当然、確認するには、このあたりの知識が必要になるのだが、初めて住宅を購入する人には、難しいところだと思う。

なので、ここをアドバイスできる人が必要になってくるのだが、現在、業界を見まわしてみても、このようなことが出来る人は、ほぼいないのではないだろうか。

 

 

多くの人は、分からないことを、住宅会社の営業マンや設計者に聞いてしまう。

他に聞く人がいないのでこうなるのだが、住宅会社は当事者なので、客観的な答えが返ってくるとは思えない。

 

住宅会社は、それぞれ方針があるので、当然、その主観にたった返答が返ってくるだろう。

これでは、根本的な解決には繋がらない。

 

こんな時に、客観的なアドバイザーがいれば、ほんとに重宝すると思う。

しかし、現状そのような人はほとんどいないので、その草分け的な存在になれたらと思っている。

 

 

-Home building, HOUSING
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

モデルハウスはもう必要ない【住宅の営業パーソンはリストラ候補?】

  現在、様々な業界でオンライン化が進んでいるが、住宅業界もその例外ではない。 今までは、モデルハウスやモデルルームにおいて、幻想の世界を演出する手法で需要を喚起してきたが、これからはそんなに単純には …

新常態で不動産価格が崩壊する!?

  コロナ禍で、不動産市場も大きく停滞しているようだ。 不動産経済研究所によると、5月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの発売戸数は前年同月比82.2%減の393戸。 単月の …

在宅勤務に最適な空調とは

    全国の緊急事態宣言が解除され、6月以降、企業の勤務形態がどうなっていくのかに注目している。 何事もなかったかのごとく、以前の勤務形態に戻すという愚だけは、断じて避けたいところだ。   会社に行 …

住宅設計も新生活様式で【住宅はウイルスから家族を守る最後の砦】

6月の新設住宅着工戸数は、前年同月比12.8%減の7万1,101戸と、12カ月連続のマイナスと落ち込んだ。   内訳をみても、持ち家が16.7%減の2万3,650戸と大幅に落ち込み、11か月連続の減少 …

官民連合による『残価設定ローン』は眉唾物!

  コロナ禍で、住宅ローンの支払いに苦しんでいる人が増えているようだ。 その理由の一つが在宅勤務で、在宅勤務が増えると残業代が激減するという問題が沸き上がっているのだ。   在宅勤務は、通勤に費やす時 …


eikawa

ストレスフリーの暮らしを追求するeikawaです。
それを実現するための経済的施策、物事の考え方、心身の健康、そして旅行などの趣味を綴っていきます。
現在は、株式投資に全力で取り組み、2021年内のアーリーリタイアを目指しています。
また、元ハウスメーカー社長ならではの住宅に関する視点や、ファイナンシャルプランナー(CFP)としての知識-経験を踏まえた内容をお届けします!

プロフィール詳細 >

カテゴリー