本日のトピックスは、なんといっても、佐川急便が、中国のEV車両を導入するというものでしょう。
佐川急便(SGホールディングス)は、中国の自動車・部品メーカーである広西汽車集団の小型商用の電気自動車(EV)を、配送用トラックとして7,200台も採用することを決めたのです。
中身を見てみますと、車両の企画開発や製品保証は、日本のEV関連スタートアップのASFが担当するようで、広西はこのASFからOEMを受託する形となるようですが、この時期に、中国製のEV社と大量購入するということは、由々しき事態だと思わざるを得ません。
中国市場での事業拡大を目論んでいるのか分かりませんが、電動車で世界の覇権を握ろうとしている中国に加担することは、全くもって国益に反することで、理解に苦しむところです。
国際社会は混沌としており、ウイグル人権問題、尖閣を巡る安全保障上の問題、そして脱炭素を錦の御旗とした経済覇権戦争など、欧米諸国と中国との対立が明確になってきています。
日本はどう行動していくのか、国としての対応を求められている中、日本企業にとっても、ここをどうスタンスを取っていくのかは、非常に重要な問題です。
このあたりは、今のところ企業によって態度はそれぞれで、ユニクロは内政問題と位置付け、良品計画は曖昧な態度、カゴメは取引停止措置をとっています。
各社、中国市場は重要な市場ですので、その重要度によって温度差も出てくるのでしょうが、中期的にみた場合、このような短略的な戦略で良いのかと疑問に思います。
ここからは、個人的な動きとなりますが、私自身は、このようなピンボケした戦略をとっている、ユニクロや良品計画の製品は今後買うことはないですし、当然に株の購入もあり得ません。
また、佐川急便に対しても、大いに失望していますので、佐川の宅配便を利用することはありませんし、SGホールディングス株を買うこともあり得ません。
一個人に力など大したことはありませんが、微力ながら、明確に意思表示をしていきたいと思います。
決算の動向
昨日決算発表しましたPR TIMESは、一時は5%超上昇する場面があったものの、終値は4%の下落となり、昨夜のPTSと同じ展開となってしまいました。
しばらく上値が重い展開となる予感もするので、明日以降、注視していかなければなりません。
また、本日は、グッドパッチが決算発表をしました。
好決算だったものの、サプライズなしと言うこともあり、PTSでは下がってしまっています。
PTSは外れることも多いので、何とも言えませんが、明日は急騰することはなさそうです。
安くなるのであれば、安いところを拾うということを、考えて行った方が良いのかもしれません。
こちらも、明日の動向に注目です!