いつになったら、海外ビーチを楽しめる日がくるのだろうか。
今年はもう無理だとしても、来年には何とかならないものかと夢見ている。
ここで一つ朗報があり、日本からハワイを訪れる旅行者への入国制限が、一部緩和されたのだ。
これまでは、到着後14日間の自主隔離が必要であったが、このほど制限が緩和され、州の基準を満たした事前の検査で陰性が確認されれば、隔離を求められないことになった。
これは一歩前進だ。
まだ航空便の数が少ない状況ではあるが、真っ暗なトンネルにやっと薄明りが灯った感がある。
残念ながら、ハワイから日本に入国する際は、引き続き、検査に加えて到着後14日間の自宅待機が必要になるので、実際に短期旅行をするのはまだ先といえる。
また、ハワイ州のコロナ感染者は、11月5日は100名増加するなど、現地も安心とはいえない。
当然に、まだまだ全ての条件が揃っているわけではないのだが、ウイズコロナ時代の新たな旅行様式というものを築いていかなければならない。
過去の良き時代と比較するのではなく、今ある現実を受け止め、今出来ることをベースにつくっていくしかない。
ウイズコロナの日常化
これは、旅行に限った話ではなく、日常生活でも同様だ。
いつまでも家に籠っていては仕方ないので、新たな行動様式で、日常をつくっていくしかない。
欧米では、再びロックダウンが開始されているようだが、かの地では、今までにどのような変化を受け入れているのだろうか。
まずマスクだが、日本では、一部のマスク拒否論者以外のほとんどの国民は、マスク着用が日常と化している。
コロナ前の日常からすると、皆がマスクをつけている情景はゾッとするものなのだが、今では、これが日常で定着化したので、何の違和感もない。
対して、欧米では、最近ではやっとマスク姿の人が増えていているものの、ここまでマスクが定着しているとは到底思えない。
これは、自由や権利というものが、やたらと強調されていることも要因ともいえるが、これは自由と権利の意味合いを履き違えている。
自由と権利というものは、他人に迷惑をかけない上に成り立つものであって、決して自分本位のものではないはずだ。
マスクとは、他人に感染させないためのものなので、これを否定する人は、あまりに自己中心的といえよう。
あとは、やはり、土足文化というのが気になる。
家の中に土足で入るというのは、控えめに見ても、衛生的とはいえない。
生活習慣や文化を否定するわけではないのだが、このようなコロナ禍では、改めるべきところは改めねばならないのではないだろうか。
これは衛生意識の違いなのかもしれないが、これだけ世界的に蔓延しているコロナウイルスなので、生活様式の違いを分析して、問題があるところは変えていくことをしていかないと、コロナ問題は根本的に解決していかないと思う。
ワクチンも重要ではあるが、基本はこの生活様式なので、ここの議論をぜひ深めてもらいたいものだ。