本日から、Go To トラベルキャンペーン、10月1日以降の東京発着分の予約が開始された。
これで、観光業界もより一層盛り上がってくるであろう。
東京のコロナ感染は、本日も200人超えとなかなか収まってこないが、Go Toに関しては、今まで約1300万人が利用して感染者は10人程度であり、感染予防の対策を講じていれば、問題ないと思われる。
このGo Toは、7月22日にスタートしたのだが、当時は東京を除外したことでも分かるように、再び感染が広がっていたタイミングであったので、相当不安の声が上がっていた。
私もこのブログで、こんな時期に始めるなんて間違っていると吠えていたのだが、杞憂に終わった感じだ。
今でこそ英断だったと称されるのだが、これを主導した菅総理(当時は官房長官)は、かなりの重圧だったに違いない。
周囲には、「ある意味で政治生命をかけていた。失敗したら大変だった」と話しているようで、その覚悟のほどが分かる。
責任のない人は、ああだこうだと好き勝手を言えるが、何事も誰かが決断をしなければならない。
ましてや、国の命運を左右する決断というのはどんなに重いものか、庶民には想像もつかない。
私達は、罵詈雑言を浴びせるだけではなく、しっかりと敬意を持たなければならないと思う。
菅改革スタート
さて、早くも菅総理による改革がスタートしている。
河野大臣による「行政改革目安箱」の設置もそうだが、携帯料金の値下げについても、早く結論を出すよう武田総務大臣に指示している。
武田大臣は、「1割程度では改革にならない。海外では健全な競争原理を導入し、7割ほど下げた国もある」と俄然やる気だ。
確かに、携帯料金はまだまだ高いので、個人的にはがんがんやってもらいたいと思うのだが、投資の観点からは、大手通信キャリアは気をつけねばならない。
本日の株価も如実に反応しており、各社総崩れとなった。
・NTTドコモ … △2.88% ※年初来安値 ・KDDI … △4.09% ・ソフトバンク … △5.04% |
一方で、受け皿となる格安スマホ系は、上昇した。
・IIJ(インタネットイニシアチブ)… +6.22% ※年初来高値 |
この傾向はしばらく続くかもしれない。
というのも、株価は、不確実な状態を一番嫌うので、どれくらい値下げの影響が出るのかがはっきりするまでは、買いづらい。
逆を言えば、はっきりした時点で織り込み済みとなり、上昇する可能性があるので、そこを狙うのも面白い。
今の菅政権のスピード感からすると、案外早く反転するかもしれない。
本日の日経平均株価は、+40円となんとか踏ん張った形となった。
円高の進行や、4連休前ということもあり、手仕舞い売りも多く出やすい地合いだったのだが、頑張った。
スガノミクスのスピード感が、評価されたのかもしれない。
このスピード感には、野党もついていけない程だ。
菅首相が、桜を見る会を中止にしたことを、批判している場合ではないだろう。
政策論争をしっかりとやってもらいたいものだ。
そして、何らかの改革案を出したらどうだろうか。
日本を良くするために、野党もしっかりと貢献してもらいたい。