日本企業の生産性が低いのは、なぜだろうか。
それは、時代遅れの「縦割り組織」が大きな原因となっているのではないだろうか。
なかでも、問題なのは中間管理職の存在。
自分では何も仕事をしないくせに、部下の仕事の足を引っ張る人がいかに多いことか。
これは、もう害悪でしかない。
能力がないのであれば、ただ黙って部下を見守っていればよいものを、上司へのアピールなのか、やたら無駄な指示を飛ばしてくる人がいる。
この場合、口頭ではなく、メールで、上司をあえてccに入れて送ってくるので、完全に上司への「仕事してます」アピール以外のなにものでもない。
困るのは部下だ。
くだらない指示を出され、それに対応するために時間を割かなければならないので、完全に時間のロスになる。
これでは、生産性が上がるわけがない。
モチベーションが維持できない
問題なのは、時間のロスだけではない。
こんなことが続くと、完全に嫌気がさしてくる。
せっかく、やる気をだして取り組んでいても、くだらない横やりが入り、モチベーションが、ダダ下がりとなる。
モチベーションが下がれば、もうよい仕事はできないだろう。
この気持ちの面の方が、問題は深刻だ。
やる気がなくなるのも、一時的なものでなく、恒常的になってしまうこともある。
病気になってしまうこともあるだろうし、仕事を辞めるケースもでてくるだろう。
そうなると、働き手にとっても、会社にとっても、どちらも損失でしかない。
中間管理職は絶滅すべし
こうなると、中間管理職などもう要らないということになるのだが、実は本当に要らないというのが私の結論だ。
縦割り組織をぶっ壊し、全てフラットにしてしまえば、中間管理職など必要なくなる。
しょせん、どの組織だろうと、20対80の原則が成り立つので、実際に成果を出して働いているのは、全体の2割だ。
残りの8割は、仕事をしているふりをして、ただ遊んでいるだけだ。
であるならば、縦割りだとうろ、フラットだろうと、アウトプット量に差はない。
いや、フラットだと中間管理職が必要なくなるので、その分は生産性が上がるだろう。
ここは、思い切って、管理職など廃止してしまった方がよいのだ。
生き残りをかけるには
このままでは、中間管理職に未来はない。
生き残りをかけて、何をすべきかというと、それは部下をやる気にさせる存在に生まれ変わるしか道はない。
部下が、働きやすい環境をつくる。
部下が動きやすいようにサポートする。
部下の仕事がうまくいくように、社内を調整する。
どうだろう、世の管理職のみなさん、できますか?
ふんぞり返って、支離滅裂な指示だけを飛ばしている時代は、もう終わったのだ。
部下に愛想をつかされた管理職は、用済みとなる時代なのだ。
いつまでも、あると思うな、親と地位。
いますぐ、行動を改めましょう。