本日の日経平均株価は、前日比△8円と小幅安で終わり、前日650ドル安と急落したNYダウの影響を受けずにすんだようだ。
ここ最近、NYダウとあまり連動しなくなっていたのだが、今日の相場で、一層それが明らかになったといえる。
これをどう捉えるのか。
米国の特殊要因と割り切れる材料のものが多いのか、はたまた、日本株が再評価されているからなのか。
もちろん、日本株の評価が高まったと考えたいのはやまやまなのだが、そこまではまだ至っていないのではないだろうか。
多少はあるのかもしれないが、大きくは、大統領選挙の影響なのだと思われる。
いよいよ、大統領選挙まで1週間となったのだが、マーケットは一体どう織り込んでいるのだろうか。
少し前までは、トランプが有利と伝われば株が上がり、バイデン有利となれば株安となっていた。
しかし、ここのところ、そのような相関がみられなくなってきたのは、どうしたことだろうか。
どちらかが勝っても、大勢に影響がないと捉えられているのだろうか。
こればっかりは、選挙が終わってみないと分からないだろう。
前回の大統領選でも、ヒラリーが有利と伝えれていた中、トランプが勝利した。
結果、当選が決まった当初こそ市場は暴落したものの、その後すぐに反転し、急上昇を遂げたのだ。
このように不確実性が高いので、大統領選前までには、ある程度は持ち株を整理しておきたかったのだが、このマザーズショックでそれもままならなくなってしまった。
こうなった以上、腹を決めて、泰然自若で臨むしかないと思っている。
コロナ感染拡大?
大統領選も気になるところだが、コロナの影響がこの冬場にどうなるのかも気がかりだ。
ここから、実体経済が本格的に回復していけるのかは、コロナ感染を抑えられるかどうかにかかっている。
そのよう中、欧州で再び感染が広がっているのは、はなはだ心配だ。
フランスやスペインなどが、第2波の影響で、再び経済封鎖をしていることもあるが、チェコやハンガリー、ルーマニア、ポーランドなどの東欧諸国で、増加してきているようだ。
これらの東欧諸国は、春にはほとんど流行しておらず、今回が第1波となるので、今後の動向が心配になる。
また、欧州の中では比較的感染が抑えられていたドイツでも、ここへきて感染が増加しているようだ。
10月24日には、新規感染者数が1万4,715人に達し、夏場の実に10倍のスピードで急拡大している。
この新規感染者の多くは、無症状もしくは軽症の若者らしいが、ICUに入る患者数や死者数もじわじわと増えているようなので、少々気がかりだ。
日本でも、無症状者が多いとは聞いているのだが、冬場になると、これがどう変化するのか心配なところだ。
いずれにせよ、みなそれぞれが、感染防止に努めるしかないわけなので、3密を避け、マスクの着用を徹底し、栄養と睡眠をしっかりととって、免疫力を高めていくしかない。
しんどい時期が続くが、頑張るしなかい。
本日のマザーズ市場は?
さて、暴落が続くマザーズ市場だが、本日は、1.65%高と若干反発した。
本日も一時1,161ポイントまで下がる場面もあり、まだ下がるのかと唖然としたのだが、昨日分析したとおり、75日線が支持線となったようで、いったんは跳ね返してくれたようだ。
当然、まだ余談を許さないわけなのだが、このまま一気に75日線も突破されることは防げたので、今日のところは良しとしたい。
パニック相場もそうは長くは続かないだろう、と願いたい。