本日は、久々のマーケット再開となり、日経平均株価は、大きく反発しました。
緊急事態宣言延長の影響は、限定的なようですので、まずは、無難な立ち上がりといったところでしょうか。
しかしながら、保有株にとって肝心のマザーズ市場については、残念ながら続落となってしまいました。
これは、ナスダックが軟調な展開となっていることの影響を受けているようで、相変わらずの日本株の実力不足といったところでしょうか。
ナスダックの下げは、利上げが示唆されたことへの反応ですので、これは米国の国内問題であり、日本市場への直接的な影響は限定的であるはずです。
であるのに、この影響を受けているということは、日本企業の脆弱性を表したものであり、他力本願的相場であると言わざるを得ません。
こうなってきますとい、もはや、日本株を買う必然性がなくなってしまいます。
脆弱な日本企業の株を買うよりも、米国の株を買った方が合理的という判断になるのです。
もちろん、日本企業を応援したいという気持ちは多分にありますので、投資は続けたいとは思うのですが、このような環境下では資金を着実に増やすということが困難ということになり、少なくとも、日本株一辺倒のポートフォリオは、見直さざるを得ないのかもしれません。
今までは、米国株投資は考えもしなかったのですが、真剣に考える必要がありそうです。
日本市場は米国企業が支配
先日のブログにも書きましたが、現在、日本経済を牛耳っているのは、既に米国企業となっています。
コロナ禍もあり、日用品を含め、今や買い物の主流はネットとなり、それはアマゾンに支配されています。
携帯のOSは、アップルかグーグルであり、またアプリも同様です。
日本人がアプリを利用すればするほど、アップルとグーグルが儲かる仕組みとなっています。
企業広告も、今ではネットが主流となってきており、そうなると、どこが潤うのかといえば、これもグーグルです。
そして、TVの視聴率が低下している今、その代替となっているのが、ユーチューブであり、ネットフリックスであり、アマゾンプライムです。
これも、全て、「GAFA」です。
このように、日本社会は、GAFAなしには機能しなくなっているのです。
これでは、日本企業は衰退していくばかりですよね。
では、この流れを止めることが出来るのかということになりますが、これが、なかなか困難なのです。
これが、プラットフォームビジネスの恐ろしいところで、一度気づかれた強固なプラットフォームは、そうは簡単に崩すことは出来ません。
この分野に進出できなかったことが、致命傷となったわけです。
プラットフォームビジネスは、親の総取りビジネスですので、ここしばらくは、この構図が壊れることはないでしょう。
そうなると、投資対象は、自ずと定まってくるということになります。
投資対象はそれで良いとしましても、この先、日本はどうなっていくのでしょうか。
子供達のことを考えると、心配でなりません。
日本のスタートアップ、若い人たちに期待したいと思います。