FINANCE Stock

「株式相場の大局感を掴むには、政局を見る」が正解のお話

投稿日:

 

株式市場はサプライズが続いている。

昨日は、突如の急落だったが、本日は、一転して、今年3番目の上げ幅となる1,000円超の爆上げとなった。

これで、二日間の下げ分を帳消しにした訳だが、売り方にとっては、まさかの展開で相当厳しい状況に追い込まれているのではなかろうか。

 

VIX指数(恐怖指数)が急騰し、40を超えてきたことから、VIX先物やダブルインバースを買った人も多かっただろう。

それが、1日ももたずに、30台前半に下落してしまった。

 

まさに、急転直下の下げに見舞われたので、まだ処分できていない人も少なくないだろう。

もちろん、また明日どうなるか分からないので、吉と出るか凶とでるかは不明だが、気が気ではないだろう。

私自身も、3か月前に、VIX先物で勝負していただけに、勝負しようかと一瞬考えたが、もう一日待ってみようと結論を先延ばしにしたので、免れた。

 

市場は政局に左右される

 

今回の爆上げの要因の一つは、日銀の金融政策決定会合で、中小企業などの資金繰りを支援する新型コロナウイルスの対応策の枠組みを、従来の75兆円から110兆円に拡大されたことだ。

まさに、金融政策が、相場を左右する典型なのだが、そもそもが、今の日本の株式相場を支えているのが、日銀だ。

株価が下がれば、日銀が買いまくっているので、下値の不安があまりないのだ。

 

このまま買いまくって、その後どうなるのか。

出口戦略のない、買い一点張りの戦略で、本質的には極めて危ういものだと思わざるを得ないが、足元だけはこのおかげで堅調なので、皆あまり触れようとしない。

いや触れようがないのかもしれない。

ここをあまり追求してしまうと、暴落してしまう可能性があるからだ。

誰もその責任は取れまい。

 

今後、この方針が転換されるターニングポイントは、安倍総理が退任される時なのかもしれない。

アベノミクスは、株価が生命線なので、安倍政権が続く限りはこのままいくだろうが、安倍路線と全く違う人が、総理になった時は、危うくなる可能性がある。

反安倍となると、石破さんあたりは、政策転換してくるかもしれない。

 

トランプ相場

 

このような政局の影響は、日本だけでなく、アメリカでもそうだ。

トランプ大統領も、株価対策が生命線なことに変わりはない。

コロナ対策で失策しただけに、11月の大統領選に向けて、株価の上昇は再選の必須条件となる。

そのため、FRBも、なりふり構わぬジャブジャブの金融政策を行っており、株価対策に必死だ。

 

これも、大統領が変われば、どうなるものか分からない。

民主党になり、緊縮方向に舵を取れば、一気に崩れる可能性もある。

やはり、相場の大局を掴むには、政局を見るのが一番だ。

 

どうしても怖いのは第2波

 

あとは、第2波がどうなるのかが、相場の分かれ目となる。

今後、第2波が来ることは、ほぼ間違いないだろう。

問題は、どれくらい強毒化するかだ。

 

100年前のスペイン風邪も、第2波がやばかった。

ウイルスが変異し、猛毒化したのだ。

発症すると、20代から40代の元気だった人が、2日ほどで息を引き取るケースが続発したらしい。

結果、世界中で、2,500万人もの人が亡くなったとされる。(5,000万人超を主張する人もいる)

 

当時は、第一次世界大戦中で、戦争でなくなった人が900万人とされているので、合わせれば、かなりの人がこの時期に命を落としたことになる。

こんな悲劇は、二度と起こってほしくないし、起こしてはならない。

第2波の重症化だけは食い止めないと、今度は、本当に世界が危うくなるやもしれない。

この警笛は、忘れないで行動してほしい。

 

ちなみに、このスペイン風邪の名前の由来だが、何もスペインで始まったわけでも、拡大したわけでもないようだ。

当時、戦争の中立国だったスペインに押し付けられたものらしい。

こんな迷惑な話はないだろう。

が、無敵艦隊が負けて以来、凋落してしまった国には、押し返す力もなったのだろうか。

歴史の悲哀を感じる。

 

-FINANCE, Stock
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

年末年始は株三昧!【本日は損益通算のため調整日】

  本日は、年末年始休みに突入していることもあり、寄り付きから相場と睨めっこをしている。 12月の権利最終日ということもあり、損益通算も考慮に入れる必要がある。   日経平均株価は、11時現在、100 …

早期退職募集を好機と捉えよう!

    企業の冬のボーナスが、減少傾向にある。 JR東日本が3割減になるとの報道があったが、大手・中小関係なく、今年の冬は懐事情が厳しくなりそうだ。   日本の商習慣では、ボーナスは生活給の一部になっ …

非常事態宣言解除で、エアトリなど旅行関連銘柄が上昇!

    緊急事態宣言が、やっと解除される見込みとなったようだ。 一部では、感染が拡大すると騒いでいる人もいるようだが、流石に、もうこのあたりが限界だろう。   緊急事態宣言も、一定の効果はあったかと思 …

コロナ感染で追い詰められたトランプ大統領のフォースダウンギャンブル!

  本日のマーケットは、昨日の売買停止の影響が懸念される中、上昇してスタートした。 あれだけの大失態をしてしまったので、国際的にも信頼が失墜してしまってもおかしくはなかったが、杞憂に終わり、まずは一安 …

【あまりにショボい給付金】 大規模経済対策には全く期待できません!

    本日の日本市場も、冴えない動きとなってしまいました。 日経平均はこれで3日続落、政策期待相場は、どこへいってしまったのでしょうか。   完全にシナリオは崩れてしまっているわけですが、原因として …


eikawa

ストレスフリーの暮らしを追求するeikawaです。
それを実現するための経済的施策、物事の考え方、心身の健康、そして旅行などの趣味を綴っていきます。
現在は、株式投資に全力で取り組み、2021年内のアーリーリタイアを目指しています。
また、元ハウスメーカー社長ならではの住宅に関する視点や、ファイナンシャルプランナー(CFP)としての知識-経験を踏まえた内容をお届けします!

プロフィール詳細 >

カテゴリー