NYダウの記録的な下げに、相場の世界は、悲観モードになってきています。
悲観的になってきますと、あらゆるものが悲観的に考えるようになり、プラス要因もなかなか見当たらなくなってきます。
これが、まさに総悲観の状態ということになり、絶望感からも、売りが売りを呼ぶ展開となってしまいます。
お財布的にも、精神的にも、大きなダメージを受けることになり、また、信用取引をしている場合は、追証が発生し、強制終了、退場してしまう人も大量発生することになります。
なんか、今年は、この追証というワードを何度見たことでしょう。
こんな年は、そうそうないでしょうね。
こうした面からしても、歴史的下落の年なのでしょう。
このように、暴落、総悲観の状態にあるのですが、一方で、明けない夜がないことも事実です。
夜明け前が、最も暗いということもあり、現在は、まさに、この夜明け前の段階だということも言えるわけです。
相場の格言に、「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく」というものがあります。
これはジョン・テンプルトンの言葉ですが、皆が悲観的になっている時が買い場であり、逆に楽観的になっている時が売り場である、ということを意味しています。
これが、相場の真理です。
この通り実行できれば、勝者になるのです。
しかし、相場の勝者が少ないことから分かりますように、これが、なかなか難しい。
悲観の時に買うことは、相当勇気が必要で、そうそう実行することはできません。
楽観の時は、まだまだ上がるという欲に支配されますので、簡単に売ることはできません。
これも、人間の真理です。
結局、人並みにやっていては、相場の世界では成功しないということです。
でも、ほとんどの人は、人並みなのです。
それが、普通の人間ですので、普通の人は、相場は難しいということなのです。
よって、相場の世界で、勝者になろうと思うならば、この人並みから抜け出す必要があります。
それも、超絶に抜け出さないと、勝負は覚束ないでしょう。
この超絶ということが、ポイントになります。
ちょっとやそっとの思いの違いでは、人の行動は変わりません。
思いっきり、ブチ抜くくらいの気概がないと、人は変われません。
それくらいの覚悟があるかどうかが、この世界では求められるのです。
私も、まだ、この覚悟がないようです。
だけど、この世界で成功したいという思いは変わりません。
だから、ブチ抜けるよう、覚悟を決めたいと思います!