本日の日本市場は、反落の展開。
日経平均株価は、2日で900円強も上げましたので、当然の調整といったところでしょうか。
それでも、やはり、29,000円は意識されていそうです。
これが壁となるのかどうか、私は、簡単には抜けないのではないかと考えています。
ここのところ、最悪期は脱したのではないかという動きをしていますが、本当に回復したのかどうかです。
米国のテーパリングと、中国の景気停滞懸念は依然として燻っていますので、下落要因が払拭されたわけではありません。
そして、ここからは、季節的な要因もこれに加味されます。
そうです、損益通算の売りが出るのです。
今年のうちに損を出して、税金分を取り戻そうとする動きは、ここから必ず出てきます。
先週の暴落局面で、更にこの換金売りが重なることで、日経平均は27,000円近辺まで売り込まれると思っていました。
まあこうなりますと、投げ売りの様相を呈してきますので、27,000円も割り込んでいたのかもしれません。
幸か不幸か、このシナリオは消え去りましたが、換金売りのマグマは溜まっていますので、どこで炸裂するかです。
これをツラツラ考えてみますと、タイミングとしては、「今でしょ」、ということにならないでしょうかね。
幸運にも900円も戻してくれましたので、少しでも高いところで売っておきたいという心理が働くのは、容易に予想できます。
1回目の買い場を逃してしまいましたので、次は確実に取りに行きたいと思います。
換金売りが一巡した時こそが、買い場になるはずです。
その時を、ジッと待っています!