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在宅勤務すら推進できない企業に未来はない!

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欧州では、コロナウイルス感染者が再び増加に転じているが、日本では、時折クラスターが発生するものの、徐々に収まりつつある状態となっている。

日常生活を取り戻すために、観光地でも賑わいをみせているが、ビジネス界でも出社割合が増加しているようだ。

 

在宅勤務も定着化しつつあるものの、まだ多くの企業、とくにオールドカンパニーでは、いまだに在宅=サボる、と捉えられており、情けない限りだ。

まあ、どこの社会でも、一定数はどんな環境だろうとサボるものなので、一概に間違いではない面もあるが、多くの人は、在宅により効率的に仕事を行うことができており、満員電車のストレスからも解放され、結果的に生活の質も向上している。

 

また、在宅勤務が定常化すれば、住む場所にも縛られることがなくなり、東京一極集中の是正地方創生にも繋がりことになり、社会全体としてのメリットも大きい。

他にも、日本の最大の課題でもある少子化に対しても、夫婦ともに子育てをしやすい環境になれば、改善していく可能性も大いにあると思う。

 

このように、今までタブー視されてきた在宅勤務も、コロナにより強制的に実施されたことにより、その有効性が見いだされ、また上記のように社会的メリットも大きいことが分かったにも関わらず、どうしてまた、以前の勤務形態に戻そうとするのだろうか。

それはおそらく、全くもって稚拙な理由からきているのではないかと推測される。

 

勤務形態を決めるのは経営陣であるが、オールドカンパニーにおいては、この経営層は年寄りが多い。

まずもって致命傷なのは、この年寄りたちは、自身が在宅勤務になじめない。

 

ITスキルがなく、まわりに部下もいないので、仕事が全くできないのだ。

じっくりと会社戦略を練る場とすれば良いと思うが、それも出来ない。

 

いや、そもそも、家の中にいる場所がない人も多いことだろう。

会社では威張っていても、家ではただのおっさんにすぎず、平日に一日中家にいられると、奥様にとっては鬱陶しいだけなので、煙たがれる。

 

このような環境なので、本人にとっても、在宅勤務は苦痛でしかない。

会社に出勤すれば、威張れるし、仕事は部下に丸投げできるので、快適この上ないのだ。

 

 

旧弊化した評価基準も背景にはあるだろう。

日本は、高度経済成長期の名残りで、長時間労働が是とされている。

会社で遅くまで残業している人が、評価されるのだ。

 

その人が何をしているかは関係なく、ただ、会社に来て、長時間デスクに座っていさえすれば、あいつは頑張っていると評価される。

こんな精神論のもとに成り立っているのが、オールドカンパニーの特徴だ。

 

 

極めつけは、性悪説だろう。

監視の目が行き届かないと、すぐにサボると考えてしまう。

 

これなんかは、普段いかにアウトプットという指標がないかということだ。

仕事は成果なので、普段と同様にアウトプットで判断すれば全く問題ないはずなのに、おかしな話だと思う。

 

 

このように、在宅勤務一つとってみても、日本企業の生産性がいかに低いかが見て取れる。

これでは、いつまでたっても経済成長率は低調なままだ。

 

経済成長は、労働力人口×労働生産性となるが、人口は今後減少の一途を辿るので、生産性を相当上げていかないと、日本は今後成長しない、いや後退することになってしまう。

成長しない企業の特徴は、この生産性に無頓着なところだろう。

 

いずれにしても、日本企業はこの生産性を上げる必要があり、このコロナ禍はそこに着手する絶好の機会であるので、AI/IoTを駆使して改革していかなければならない。

在宅勤務を感覚的に否定している場合ではないのだ。

 

 

東証1部からマザーズへ

 

このようなオールド企業の多い東証1部より、新興勢力のマザーズ市場の方が、がぜん投資先としては魅力が大きい。

現在、新たな投資先をどこにするかと検討中だが、やはり大企業には食指が動かない。

 

ここは、一貫してデジタル銘柄での勝負が有効だと思っているが、本日も総じて堅調な動きとなった。

なかでも、BASE(4477)は、相変わらずの強さを見せている。

 

今日は、△2.47%と沈んだのだが、これは新株発行(5.9%希薄化)を受けてのものであり、よくこの程度で踏ん張ったと思う。

株価は、3月の安値774円から一本調子で上昇し、本日終値は11,460円。

テンバガーどころではなく、なんと15倍になっている。

 

個人としては、この株は保有していない。

5,000円台の頃、購入を検討したことがあったが、躊躇してしまい買えずじまいで残念な思いをしている。

 

しかし、ここからの一段高となるとどうだろうか。

PERは、1,379倍となっており、さすがに値動きは重たくなるだろうと見ている。

 

他に、辛抱のしどころなのは、サンアスタリスクだ。

9/3につけた高値4,765円から、40%下落してしまった状態だ。

 

出来高も落ち着いてきたので、イナゴが消え去り、ここからジワジワと上昇していくイメージなのだが、逆にジワジワと下降してしまっている。

IPOが活況なので、そちらに関心が移っていることも考えられるので、いずれは再評価されると思い、今は耐えるしかあるまい。

 

いや、耐えるというよりも、今日もたまらず買い増ししてしまった。

下落中の買いはよくないのは分かっているが、感情を制御するのは難しい。

 

また来週に期待したい!

 

 

 

 

 

 

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