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クオリティ・オブ・ライフ【住宅購入はもうしばらく待とう!】

投稿日:2020年10月3日 更新日:

 

ついに、地価が下落傾向となったようだ。

三大都市圏の全用途で、調査地点の44.6%が下落となり、東京・大阪・名古屋そろって下落地点数が上昇地点数を上回った。

 

昨年後半   今年前半
+2.5% 全国 △1.4%
+3.1% 東京圏 △1.6%
+4.7% 大阪圏 △2.2%
+2.0% 名古屋圏 △2.7%
+7.4% 地方4市 +0.7%

※地方4市は、札幌、仙台、広島、福岡

 

この下落は、コロナ禍によるインバウンドの減少が起因しているので、まあ仕方がないところだろう。

また、ここまで上がり続けた反動もあると思う。

 

商業施設の中でも、ホテルは壊滅的な打撃を受けているので、このエリアは相当下がっていると思われる。

ホテルからマンションに転用する動きもあるようで、状況は深刻だ。

 

このままインバウンドが消滅したままだと厳しいが、Go To トラベルキャンペーンでどこまで挽回できるかがカギとなる。

予算もスケジュールも限定的なキャンペーンだが、延長も含め対策の継続が必要だろう。

 

 

地方を見てみると、札幌は、上昇率は鈍化しているものの、+6.6%と好調を維持している。

これは、ひょっとすると、中国マネーが入ってきているのであろうか。

 

北海道は、中国人による土地の買占めが進んでいるようで、由々しき事態となっている。

これは、国家も絡んだ買占めの可能性もあり、このままでは本当に乗っ取られる危険性がある。

 

今のところ、何の規制もされていないようなのだが、このままで良いのだろうか。

あまりに、無防備過ぎやしないだろうか。

 

コロナ禍で、経済が痛んでいるこのような時期は、仕掛ける方としては絶好のチャンスだ。

特に、中国は今、国際社会で四面楚歌の状態に陥っているので、日本に対して、表面的に下手に出てくる一方で、土地を買い占めるという実力行使に出る可能性は高い。

 

日本は、中国との関係性をどうしていくか、その決断を迫られている状況であるが、この土地の問題、土地をいかに中国から守るかという対策を早急に講じなければ、内面から崩されてしまうだろう。

もはや、インバウンドどころの話ではない。

 

住宅地も下落

 

商業地だけでなく、住宅地についても宅地需要の減少により、三大都市圏は0.3%下落と7年ぶりのマイナスとなった。

こちらは、印象としては、よく6年間も上昇してきたなという感じだ。

 

少子高齢化で、今後、明らかに宅地需要は減少していく。

空き家問題も解決されておらず、今後地価が上昇するイメージは描きにくい。

 

加えて、コロナ禍による在宅勤務の拡大で、これからは住む場所も制限されなくなる可能性もある。

まだ、この在宅勤務の定着は流動的な面もあるが、もし恒久化されるようだと、好きな場所に住むことが出来るようになるので、これから住宅を購入しようと考えている方は、もうしばらく待った方が良いかもしれない。

 

何も、好き好んで土地の高いエリアで買うことはない。

土地は安いにこしたことはない。

 

その後の生活を考えると、住宅コストをいかに抑えるかで、生活の質はずいぶん変わる。

豊かな生活を送るためには、好きなことにお金をかけられるような生活設計が必要になる。

 

そんな選択が出来る時代が、もうそこまで来ていると願いたい。

 

 

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