やはり、昨日の楽天のストップ高は行き過ぎだったようだ。
昨日のブログに書いたように、増資した場合は通常下げるので、ストップ高には違和感があった。
本日の株価は、△2.39%、一時は6%近く下落した場面もあったので、地合いが悪ければもっと下がっていたことだろう。
このように、通常、増資した場合は、株式価値が希薄化するので、一旦は下がるのが定石となっている。
その後は、その資金を有効活用して、更なる成長に繋げることが出来れば、再び株価は上昇していく。
例えば、チェンジ(3962)は、新株発行を行うと発表(3/12)した後、15日の株価は、8.3%下落している。
通常、その後もしばらくは揉み合うのだが、チェンジの場合は、翌日(=本日)には6%近く反発した。
これは、おそらく、成長に役立つと、早々に判断されたのだろう。
新興成長株には、よく見られる事象だ。
楽天の場合は、どうだろうか。
利益成長に繋がれば、もちろん良いのだが、これがなかなか怪しい。
ウォルマートからも出資を受けているので、EC事業の強化とも言われているが、やはりそこは、携帯電話のインフラ整備にお金が必要だということだ。
携帯事業は、初期投資にお金がかかるのだが、そのお金がないのだ。
もちろん、この携帯事業が金のなる木になれば、株価も上がるのだろうが、ここはなかなか厳しいのではないかという見方が大半なのではないだろうか。
既存の3強が圧倒的に強力で、しかも、直近では低価格戦略も打ち出してきており、つけ入る隙があまりない。
また、例えうまくいったとしても、相当時間がかかるので、株価には反映されにくい。
ということで、株価は上がらないだろうという見方をしている。
更にいうと、日本郵政と組んでも、たかがしれている。
いくら図体はデカくても、既に落ち目の企業と組んだところで、成長には繋がらないと思う。
しかしながら、これも推測に過ぎないので、それぞれの見方で、投資戦略を練れば良いかと思う。
本日の保有銘柄の動向
さて、本日のマーケットは、日経平均、マザーズともに上昇してくれた。
日経平均は、一時3万円を回復したし、マザーズも1200ポイントを回復し、75日線と25日線が見えてきたので、もう一踏ん張りしてくれると、上げ基調となっていくだろう。
保有株についても、全面高となり、60万円近くプラスとなった。
これで、2月26日の大暴落時に、投げ売りした価格まで戻ってきたので、ここから、どうポジションを取っていくか決めないといけない。
更なる暴落に備え、損害を最小限にとどめるために、処分売りを行い現金比率を高めたのは、やむを得ない判断だったと思っている。
ではここからどうするのか、相場が好転すると読むならば、買い増しを行う必要があるし、まだ膠着状態が続くと読めば、様子見もしくは上がったところを更に売るという戦略となる。
まだどうしようか迷いながら書いているのだが、ここから相場全体が、また上昇基調になるには、なんらかのきっかけが必要かとも思っている。
その一つは、緊急事態宣言の解除と、GoToキャンペーンの再開ではないだろうか。
また、これは無理だろうが、米国のように、また給付金を支給すれば、消費換気に繋がるのだろうが…。
国会も、接待問題ばかりやっている場合ではないだろうに。
しかも、いち週刊誌の情報ネタだけで、どこまで引っ張るつもりだろうか。
去年の「さくらを見る会」と全く同じ構図で、情けなくなる。
あれやこれやとムカつくことが多いけど、少しずつ買い増しの機会を狙っていくとしよう!