FINANCE

年収1,000万円の闇【推薦:本多静六式貯蓄法の実践】

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年収1,000万円は、今でも憧れの額なのだろうか?

日本の平均年収は441万円なので、比較論からすると、依然として高嶺の花なのかもしれない。

 

では、この年収1,000万円以上の人は、どれくらい存在しているかというと、日本の給与所得者全体の5%ほどになっている。

20人に1人の割合となると、やはりまだ狭き門なのかもしれない。

 

一方で、この人たち、貯蓄がない人が結構多いことも事実としてある。

年収1000〜1200万円未満の人の、実に20%もの人が貯蓄がないというから驚きだ。

 

なぜ、年収が1,000万円もありながら、貯蓄がないのだろうか。

それは、「その分支出も多いから」、が回答となる。

 

中流意識が身を滅ぼす

 

年収が高くなると、比例して気位も高くなっていく。

気位が高くなると、生活様式も段々と中流志向が高まり、支出が増えていく。

 

食費、教育費、衣服費、娯楽費など、生活費も様々あるが、それぞれ少しずつランクが上がっていく。

車も当然ランクが上がる。

そして、最も大きいのが、住居費だ。

 

どこに住むのか、どんな家に住むのか、ここが一番のステータスとばかり、ついつい無理をしてしまう。

こうなると、月々の住宅ローンに返済も大きな負担となってしまう。

 

 

年収1,000万円といえど…

 

年収1,000万円といっても、これがそのまま収入(手取り)というわけではない。

ここから、所得税、住民税、社会保険料、年金が引かれる。

 

では実際いくらになるのかというと、700万円ほどだ。

700万円となると、少しばかり景色が変わる。

私は、1,000万円もらっているなどと、浮かれてはいられない。

 

それでも、まだ日本はデフレなので、生活はしやすい。

牛丼でも、うどんでも、400円あれば食べられる。

 

これが海外だと、そうはいかない。

かつては、海外旅行をすると、物価の安さを謳歌したものだが、今では逆に、物価の高さに委縮してしまう。

 

日本は、グローバルで見ると、poorな国になりかけているのだ。

実際に、シリコンバレーでは、年収1,000万円は完全にプアー層で、とても生活が成り立たないほどだ。

 

貯蓄ゼロの行き着く先は…

 

貯蓄がないのは、自転車操業と同じだ。

いつ、生活が破綻してもおかしくない。

 

企業でも、黒字倒産というものがある。

利益を出していても、資金がなくなれば倒産してしまう。

 

個人もこれと同じで、例え高い給料をもらっていても、貯蓄がなければ、いずれどこかで行き詰まる。

 

突然の出費が必要になったらどうするか?

今回のコロナ禍のように、会社が業績不振になり、給料が下がったらどうするか?

 

他にも、会社が倒産したり、どうにも辞めたくなった時も身動きがとれない。

こんな時も、蓄えがあれば、生活上も、精神的にも余裕が生まれる。

 

蓄えがない人は、すぐに行動を改めた方が身のためだ。

家計を見直し、即刻、貯蓄できるような生活設計をするのだ。

 

方法としては、本多静六式貯蓄法がおすすめだ。

それは、「毎月の決まった収入のうちの4分の1と、臨時収入の全部を預金する」というものだ。

 

そんなの、とても無理だと思うかもしれないが、無理をしてもやらなければならない。

まず、強制的に4分の1を預金にまわし、残った額で生活設計するのだ。

残った額を貯蓄するのでは、いつまでたっても貯蓄できないだろう。

 

これを、今から実践すれば、後悔することはないと思う。

ちょっと考えてみてから…、いやいや答えは「今すぐやる」の一択しかないでしょう。

 

 

 

 

 

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