キャッシュレス・ポイント還元事業が、6月30日をもって終了する。
消費税が増税された、2019年10月からスタートして9か月、かなりお世話になったと思う。
中小・小規模の店舗だと5%、フランチャイズ店舗やガソリンスタンドは2%還元されたので、コツコツ積み上げると、なかなか馬鹿にならない金額となる。
しかしながら、これが全体でどれだけ利用されたかというと、思いの外少ないようだ。
本日の日本経済新聞の記事によると、2019年の日本の消費額に占めるキャッシュレス決済の割合は26.8%で、18年と比べても期待されたほど伸びていない。
18年と比べた比率の内訳は、クレカが21.9%から24%に、QRが0.05%から0.31%に、電子マネーが1.8%から1.9%に増え、裾野は拡がったものの、まだクレジットカードが割合的には圧倒的に多く、QRコードなどは微々たるものになっている。
なぜ、便利でお得なのに、利用が広がらないのだろうか。
根強い現金信仰
またこれも、本日の日経新聞の記事だが、今後、日常生活で現金はどうなるか?の問いに対して、回答者の94%に当たる852人が「キャッシュレス化が進む」と答えたようだ。
圧倒的多数の人が、キャッシュレス化が進むと考えているのに、足元では、進まない。
総論賛成、足元停滞といったところだろうか。
確かに、スーパーやコンビニで、レジを見てみても、現金で払っている人が多く見られる。
年齢層の問題なのかと考えてもみたが、若い世代もあまり利用していないようだ。
昨年末にディズニーランドに行った時の光景だが、出店などでは、既にクイックペイが利用できるようになっいたのだが、利用している人は皆無だったのだ。
ポップコーンを買う時も現金払い。
食べ物を買う際は、なるべく現金を触りたくないと思うのだが、なぜだろうか。
キャッシュレスなら、現金に触れることもなく清潔なのに…。
また、財布からお金を取り出し、店員もおつりを渡すという動作、それだけで結構時間がかかる。
キャッシュレスなら、ピッで終わるのに…。
どこもかしこも行列なので、みんながキャッシュレスにしたら、かなり待ち時間も解消できると思うのだが。
やはり、現金信仰が強いということだろうか。
お金のリテラシーを高めよう
お金を貯めるには、方法は二つしかない。
それは、収入を増やすか、支出を減らすかの2択だ。
収入を増やすには、投資という手段もあるが、これはまた別の機会にするとして、給料はそうそう増えないというのが実情だと思う。
そうなると、支出を減らすしか方法はない。
では、支出を減らすにはどうすれば良いのか。
もちろん、余計なものは買わないといった節約もあるが、そういった根性論的なものではなく、確実に減らす方法が別にある。
それが、今回のようなポイント還元だ。
例えば、1か月の食費を5万円とすると、これをキャッシュレスで行うと、2,500円分還元される。
これで、1日半程度の食費が浮くことになる。
これを、大したことないと思うか、馬鹿に出来ないと捉えるかで、お金の貯まり方は大きく変わってくる。
これに限らず、こうしたことに敏感に対処できるかが、問題なのだ。
一事が万事。
お金持ちというのは、無駄なお金はいっさい払わない。
これを、けち臭いなどと、青臭いことを言っているようでは、一生お金持ちにはなれないだろう。
まずは、無駄な支出をとことん減らし防御力を高めた上で、収入を増やすことを考えなければならない。
いくら収入を増やせても、支出の方がザルなら、お金は貯まらない。
給料が多い人が、必ずしも貯蓄が多いわけではないのは、こうしたことに起因している。
まずは、防衛力を高めることから始めよう。
それには、お得な情報を敏感にキャッチし、初めてのことにも積極果敢にトライしていく姿勢が必要だ。
このブログでも、お得な情報を発信していきたいと思う。