米国市場が強いです。
NYダウ、ナスダックともに上昇、企業業績を好感し、連日の最高値更新となっています。
日本市場が燻っているのを横目に、上昇し続けるのは羨むばかりです。
やはり、世界は米国一強ということなのでしょう。
この米国株躍進の中で、一際、目立っているのが「テスラ」です。
EV車のパイオニアであるテスラは、世界的なEV化の波に乗り、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとなっています。
このテスラの凄さは、時価総額を見ると、明らかです。
先月に、テスラの時価総額は、1兆ドルを超えました。
1兆ドルというと、途轍もない額ですが、アメリカ企業で1兆ドルを超えたのは、アップル、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、フェイスブックに続き、史上6社目となります。
当然に、日本企業で1兆ドル超え企業は皆無で、首位は、トヨタ自動車の33兆円と、足元にも及びません。
この数値を改めて見ると驚愕なのですが、テスラの時価総額は、トヨタ自動車の4倍にもなっています。
まさに、恐るべしです。
しかも、世界の主要自動車メーカー12社の時価総額を足しても、テスラに及ばないという異常事態です。
もう、期待先行ではなく、供給を増やし実力を兼ね備えてきていますので、一過性の動きとは言えないでしょう。
ここで思うのは、「あの時、テスラ株を買っておけば」という後悔の念です。
これは、株あるあるの一つですが、半年前くらいに、米国株への全面シフトを実際に検討していただけに、大いに悔やまれます。
しかし、このテスラ、中国で生産していますので、半分以上は中国企業になっているのかもしれません。
日本企業に不利な、そして益のないEV化の流れに、日本国が後押ししているのが不可解極まりないです。
テスラ車を購入すると、40万円の補助金を国(私たちの税金)から貰えるのです。
このようにして、テスラが時価総額1兆ドルを突破したのかと思うと、複雑な気持ちになりますよね。
本当に、ここからの政策を誤ると、国が滅びます。
空気や感覚だけで国の行く末を決めることは、避けないといけません。
岸田さん、大丈夫かな???