関東エリアの知事が、政府に緊急事態宣言の発令を要請しているが、どうなるだろうか。
この宣言が発令したところで、何が変わるのかという気がしないでもないが、国民の意識は今よりは若干引き締まることは期待できようか。
ここのところの感染者の急増で分かったことは、GoToトラベルと感染者数との因果関係はなかったということだ。
こんなことは、最初から分かっていたので、キャンペーンの停止などしなくてもよったのだが、それでは当時の世論(厳密には野党とメディアだが)は納得しなかっただろうからやむを得まい。
では、何が問題なのかと言えば、根本的には、前から言っているように季節的要因が大きいだろう。
空気が乾燥すれば、ウイルス感染が増えるのは周知の事実であるので、一定数増えるのは自然の摂理だ。
あとは、これをどれだけ防止するかということになるが、やはり、不特定多数での飲食を伴う集まりを減らすしかないと思う。
なので、家族など特定者での飲食はリスクは低いと考えられるので、旅行や飲食は、選別して行われれば問題ないのではないだろうか。
このように考えると、制度設計の問題が大きいということになる。
いくら、飲食店の時短営業を要請しても、不特定者の集まりを規制しない限りは、効果が小さくなってしまう。
もしくは、飲食時も会話をするときは、マスクを義務化することだろう。
これに大皿を禁止し、一人一皿の料理を徹底することで、感染リスクは低下するはずだ。
政府は、一刻も早くこのような制度設計をすべきだ。
闇雲に、時短要請や緊急事態宣言を発令したところで、効果は期待できず、むしろ経済が傷んでしまうだけで、マイナス要素が大きすぎる。
感染防止と経済活動は、知恵を絞れば両立できるはずだ。
明日から新年相場スタート
明日はいよいよ大発会となるが、年末の相場環境をみる限り、底堅い展開となるのではないだろうか。
新年を占う初日なので、上昇スタートを期待したいところだ。
この大発会、過去5年の戦績を見てみると、2勝3敗となっており、直近は2連敗中だ。
特徴としては、上下に大きく振れることが多く、やや警戒が必要なレベルとなる。
【過去5年の日経平均株価】
日付 | 日経平均株価 |
2016年1月4日 | △582.73円 |
2017年1月4日 | +479.79円 |
2018年1月4日 | +741.39円 |
2019年1月4日 | △452.81円 |
2020年1月6日 | △451.76円 |
今年は、引き続きデジタル銘柄を中心に勝負しようと考えているが、テーマ株も組み込んでいこうと思っている。
脱炭素など、国策関連には、迅速・的確に動いていきたい。
あと、変化が期待できるチェンジ銘柄にも注目していきたい。
例えば、三菱ケミカルホールディングスは、4月に初めて外国人社長が誕生し、人事制度など大きな変革が期待されている。
このようなオールドカンパニーでも、変化の兆しが感じられれば、積極的に狙いにいきたい。
今年は、このような変革の動きが、昨年以上に見られると思うので、動向を注視していかねばならない。
逆に、このような環境下でも、変化をしないオールドカンパニーには注意が必要だ。
時代に変化についていけない企業は、いつの時代も淘汰されていく運命にある。
また、新興銘柄であっても、この点はウカウカとはしていられない。
需要の移り変わりは激しいもで、いつまでも新しかった筈のビジネスモデルが通用するとは限らない。
成長が鈍化すれば、恐ろしいほどに売り込まれるので、一気に破産しかねない。
2020年と同じ轍を踏まないよう、目を大きく見開いて、臨んでいきたい!