米大統領選が、予想通り混沌としている。
メディアは、日米ともに、総じてバイデン有利と報じていたが、これは完全に眉唾であった。
これで、いかにメディアが当てにならないかが明確になったので、その悪の本質が白日の下に晒されたのは、まあ良かったと言える。
それにしても、郵便投票というのは取り扱いが厄介だ。
ペンシルベニアなどは、3日を過ぎたものも有効だとされているようで、非常に分かりにくい。
トランプ大統領は、この3日を過ぎた郵便投票は無効だと、最高裁判所に訴えるとしているが、法廷闘争に持ち込まれると、長期化リスクが浮上してしまう。
マーケットの見方としては、長期化して不確実性が高まることが最大の懸念材料となるはずなので、もちろんよろしくないであろう。
となると、本日の日本株の上げはどういう理由だろうか。
下馬評ではバイデン有利を織り込んでいたはずなので、朝方はこの要因で上げたのは分かる。
その後、フロリダをトランプが獲ったことで、トランプ優勢が伝わったのだが、相場はそれほど動いていない。
引けで若干下がったものの、日経平均株価は400円高で終えている。
そして更に、その後、法廷闘争の可能性が高まったのだが、先物相場を見ても大きな変化はない。
これでは、この先、相場がどう動くのかさっぱり分からないではないか。
ここは、フラットな見方で、注視していくしかない。
変な動きをし出したら、一旦すべて手仕舞うという荒業も必要になってくるのかもしれない。
マザーズ指数が反発
今日のグッドニュースは、マザーズ指数が大幅に反発したことだろうか。
75日線で跳ね返してくれ、5%超上げてくれた。
これで、調整が終わったことを切に祈りたい。
デジタル銘柄は、こんなところで萎んでもらっては困るので、これから大きく反撃したもらいたいものだ。
大統領選の行方にも左右されると思うが、何とかステイしてこの難局を乗り切りたい。