本日も、日経平均株価は上昇し、マザーズは暴落する展開。
もう、いい加減、この流れは飽きたし、勘弁してもらいたいものだ。
ワクチンの目処うんぬんの材料で、ウイズコロナ銘柄が売られたとのことだが、実際はどうだろうか。
基本的に、騰落理由は後付けだと思っているので、地合いが悪いとしかいいようがない。
しかし、デジタル銘柄の決算を見ると、7-9月は、若干成長が鈍化しているように感じる。
期待が大きいゆえに、このような変化は、敏感に反応されるのであろう。
このような環境なので、今後どう対処していくかが重要になるが、それには、これからの社会がどうなっていくのかを考える必要がある。
コロナはいずれ収束するので、アフターコロナの世界がどうなるのか。
見方としては、大きく分けて二つ。
コロナが収束すれば、元の世界(ビフォーコロナ)に戻るのか。
コロナが収束しても、コロナ禍で変化した行動様式が、日常化するのか。
旧態依然とした企業は、元の世界に戻ろうとするだろう。
現に、効率化を図れるはずの在宅勤務も、なるべくなくしたいと考えている企業が多い。
なぜなら、会社に来ていないとサボっていると考えているから。
全くもって、アナログ的発想で馬鹿馬鹿しく思うのだが、このような発想の企業は依然として多い。
こんなものは、デジタル化で解決していけるのに、変わろうとしない。
こういう企業に共通していえるのは、口先では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を図らなければと叫んでいることだ。
在宅勤務すらまともに出来ないのに、何がDXだといいたくなる。
こんな会社には、若い世代はついていけないだろう。
若い世代が魅力を感じないとなれば、このような体質の企業には未来はないといえるのだが、当の本人たちは、全くそんなことには気づいていない。
少々、話が脱線してしまったが、要するに、私の考えとしては、アフターコロナでも、ビフォーコロナの世界には戻らないということだ。
となると、今、急落しているデジタル銘柄は、このままでは終わらないということになる。
株価が高いところで売って、今のような安い時に仕込めれば最高だとは思うが、なかなかそんな器用なことはできない。
なので、ここは、黙って耐えるしかない。
世の中が、29年ぶりの高値だと浮かれている時に、含み損を抱え耐えるのは、忍びないものがあるのだが、いずれまた、良い日も来るだろう。
「日はまた昇る」はずだ、絶対に。