昨日の米国市場は、ダウ・ナスともに爆上げの展開。
勝負の1週間も中盤戦に差し掛かりましたが、想定外の反転攻勢となりそうな勢いです。
昨日のNY上げは、FOMCにおいて、利上げが0.75%には慎重で、0.5%に止まったということが主な要因のようです。
ということは、市場は、0.75%までは織り込んでいたということですので、売られ過ぎていたということになります。
ここら辺の読みが、非常に難しいところです。
どこまで織り込まれれいるかを読むことは、なかなか困難なことではありますが、ある程度は予測を立てながら挑んでいかないと、勝利は望めないということです。
とはいえ、私自身もこの辺りは読みきれず、恐怖に慄いていましたので、全く動けていません。
まだまだ予断を許さない状況ですが、終盤戦となる今日明日は、どうなるでしょうかね。
さて、欧州諸国が、ロシア産石油の輸入を年内で停止するとの報道がありました。
現在のウクライナ情勢を考慮すると、エネルギー安全保障的にも、このような動きになるとは思います。
しかし、どうこれを代替していくかは、これからの課題となっていますので、現実的な解がどうなるかはわかりません。
また、このようなことを今宣言してしまうとい、それまでの間の供給がどうなるかに疑問が残ります。
半年後に禁輸する相手に、ロシアは足元の供給をするのでしょうかね?
現時点で供給を止められてしまうと、欧州諸国は暮らしが成り立ちませんので、当然にロシアは、このカードを切ってくるでしょう。
こう考えますと、今回のこの禁輸制裁は、茶番だということになります。
国民の生活が危険に晒されるような政治判断を、行うわけがないからです。
やはり、何事も、表面的な出来事を鵜呑みには出来ませんね。
本音と建前、物事には必ず表面と裏面があり、正直者がバカを見る世界です。
国際政治も、人間社会も、複雑怪奇。
インテリジェンスを鍛えないと、食い物にされてしまいます。
そうならないよう、脳を鍛えていかないといけませんね。