オリンピックが閉幕し、早くもロス感が半端ないのですが、本日は、さらに追い討ちを描けるように、甲子園が台風の影響で順延になってしまい、空白の1日になりそうです。
台風も、東海エリアにおいても思いの外影響上がり、風雨がひどくなっていますので、余計に気持ちが滅入ってきます。
そんなこんなですが、今週は、盆休みでありながらも、決算ウイークとなっていますので、死んだふり作戦発令中といえど、チェックは欠かせません。
ここまでは、好調な決算が多くなっていますので、最終週も期待したいところですが、好調の割には、株価が上がらないのが気になるところです。
オリンピック後に、どのような株価を形成していくのか、注視していきたいと思います。
さて、投資を考える際は、当然ながら業績が元材料になるわけですが、定量面だけでなく、その企業の方針や社会的施策などの定性面も少なからず考慮されることになります。
最近では、働き方改革への取り組みなど、従業員とどのように向き合っていくのかということについても、企業の社会的責任であったり、ゴーイングコンサーンの面からも重要視されるようになっています。
そのような中、トヨタ自動車は、在宅勤務に関する職場からの距離制限を撤廃し、全国どこでも可能にする制度を導入したとの報道がありました。
コロナ対策という面もあると思いますが、出社が必要な場合は距離不問で交通費を全額支給するなど、従業員の負担はかなり軽減されることになります。
在宅勤務については、企業によって考え方がまちまちで、政府の度重なる要請にもかかわらず、出社率が、なかなか下がらないのが現実としてあります。
やはり、新しい働き方に順応できない人が多いというか、むしろ、企業側(経営側)が変化できないのだと思いますが、今まで通りを続けるのが楽ですので、旧態依然とした働き方が継続されることになりがちです。
このような現況ですので、アフターコロナを見据えても、何となく元の働き方に戻っていくんだろうなという風潮があるのですが、今回のトヨタの方針は、この流れを大きく変える可能性を大きく秘めています。
トヨタの右に倣えという企業が多くありますので、これらの企業が追従することになれば、一気に形勢逆転することもあり得ます。
この流れは、個人的には歓迎するところです。
サラリーマンにとって、何が嫌かというと、嫌いな上司と顔を合わせることだと思いますので、これがなくなるだけでも、ストレス軽減になります。
また、本人不同意の無駄な転勤もなくなっていくとなると、これは何としてでも推進してもらいたいと思います。
家族を分断させる転勤ほど悪なものはないと思いますし、人権侵害だとも思っていますので、これを失くす方向の施策には、諸手を挙げて賛成します。
しかしながら、一方で、在宅が主流となりますと、評価手法も変わってくるでしょう。
具体的なアウトプットが成果ということになりますと、何となく会社に来て、適当なことを喋って存在感を出している人にとっては、相当しんどくなるでしょうね。
こうなりますと、人間関係というか、評価がドライになっていくかもしれませんので、別の弊害が出てくるかもしれません。
日本人は、古より「和をもって貴しとなす」が基本になっていますので、これに反した運用は、あまりうまくいかないようにも思えます。
このあたりをどう調整していくかが、在宅勤務の難しさかと思いますが、それでもやはり、これは推し進めて欲しいと願っています。
まあしかし、これが本格的導入する前に、FIREしたいと思っていますがね!