昨日は、米国市場が大きく続落し、来週の日本市場への影響が懸念されます。
この分ですと、月曜は、27,000円割れの波乱の展開も予想されます。
今年は、このようなことが多く発生しています。
米国が崩れ、日本は更に大きく崩れてしまう。
この逆の、大きく上がるというのは発生していませんので、全体感としては、弱いということになるのでしょうか。
大きく下がり、じわっと上がるも戻し切れず。
ここから、あとどれだけ下陰陰線となるでしょうかね。
米国市場が落ち着かない理由は、最大なものが利上げで、直近の問題は、ロシアのウクライナ侵攻懸念です。
いや、もう懸念というよりは、現実味が帯びてきています。
でも、そもそも、ロシアがウクライナに侵攻するメリットは、何なんでしょうかね。
地政学的なものもあるとは思いますが、世界を敵に回して行うのは、リスクが高過ぎるように思えます。
昨今では、エネルギー覇権をどう握るかが、安全保障上の最大の問題ですから、今回の件も、天然ガス vs 原子力発電の戦争のようにも見えます。
ロシアとしては、天然ガスをいかに高く多く売れるかが国益ですので、そうなるための強かな戦いをしてくるはずです。
こうなると、単純には大侵攻してくることはないと思えます。
いかに良い条件を譲歩させるか、ということが最大の焦点となるのではないでしょうか。
このあたりのやりとりは、プーチン&ラブロフの方が、一枚も二枚も役者が上ですかね。
バイデンでは、ね。
エネルギー問題は、21世紀においても、最大の安全保障上の脅威となりそうです。
これはもちろん、日本においても例外ではなく、むしろ、エネルギー貧国である日本においては、より大きな問題なのです。
大東亜戦争への突入も、エネルギー安全保障がきっかけであったことを、忘れてはいけません。
いつまでも、平和ボケしている場合では、ありませんよ。