グッドパッチが荒れている。
22日に、MSワラント(新株予約権)の発行を発表したことにより、株価も評判もガタ落ちになっているのだ。
現に、22日夜のPTSでは、20%超の下落となっており、明日からの相場への影響が懸念される。
そして、何よりSNSのコメントが荒れまくっている。
株主軽視だという論調で、社長の姿勢を疑問視している内容が多い。
まあ確かに、昨年上場したばかりなので、早すぎるだろというのは分かる。
特に、ここのところは、好決算で株価も上昇傾向だったので、高値で買った株主にとっては、ふざけるなという気持ちになるだろう。
私自身も、以前このブログに書いたように、決算発表後に予想外に下げたことから、これはおかしいと買い増しをしたので、今回のワラントは正直痛い。
月曜日は確実に大きく下げると思われるので、どうするのか方針を決めないといけないのだが、あまりパニックになってはいけない。
SNSのコメントは、極端なものが多く、売り煽り感が半端ない。
ここぞとばかりに、パニック売りを誘い、一儲けしようという魂胆が丸見えだ。
これに惑わされずに、ここは冷静に対処していきたい。
グッドパッチの売買戦略
今回の新株予約権は、総数727,000株で、発行済株式数の10%にあたる。
つまり、既存株主と株が10%希薄化するということで、単純にいえば、10%ほど株価が下がるということになる。
しかし、株価の動きは、総じて理屈通りには動かない。
また、詳しく見てみると、727,000株のうち218,000株は、停止条件がついており、こちらは、M&Aを実行した場合にのみ行使されることになっている。
つまり、M&Aの資金として、使用するということだ。
では、過去の同様な事例で、株価がその後どうなったかを見てみると、結果は様々だ。
結局は、業績がその後どうなったのかに尽きるのではないかと思う。
保有銘柄では、エアトリが昨年の8月に新株予約権発行の発表をして、その翌日は10%超の下落となっている。
その後は、しばらく停滞したものの、1ヶ月弱で値を戻している。
直近では、こちらは保有株ではないのだが、TKPが1月14日に発表し、翌日はストップ安になっている。
ちなみに、TKPはこのコロナ禍で業績が低迷しており、今期は赤字決算の見込みだ。
では、グッドパッチはどうなるかというと、業績が好調な上、成長戦略という目的が明確になっているので、一時は下げても、いずれ挽回していくだろうと考えている。
株は希薄化しても、業績が上がりさえすれば、問題ないだろう。
今回、悪く言われているのは、上場後間もない時にやるべきではない、せめてもう少し時間を置いてやるべきだとする倫理上のものが多いように思う。
まあ、今での感覚では、このような感情になるのも分かるが、これだけ世の中の変化のスピードが速くなると、悠長なことは言ってられない。
タイミングを適切にとらえて、勝負となれば果敢に進んでいかないと、勝ち残ることはできない。
恐らく、グッドパッチの首脳陣は、現在の事業に手応えを感じ、今が勝負どころと考えたのだろう。
そうであれば、その決断は尊重したいし、株主としては応援すべきだと思う。
なので、必要以上に株価が下がったとしたら、むしろ買い増しをしようと思う。
別に、業績が悪化した訳でも、不祥事を起こした訳でもないので、悲観する必要はないはずだ。
ただし、私は現物だからこのような戦略がとれるが、信用で買っている人は注意が必要だ。
短期的には、下落幅が大きくなることは十分考えられるので、追証にならないよう対処しなければならない。
そういう意味では、信用組は、明日にでも決済した方が良いかもしれない。
需給の改善にもなるので、整理されるのは、現物組も歓迎ではないだろうか。
株は、周囲の人に、惑わされてないけない。
ポジショントークや売り煽りも多いので、すぐに餌食になってしまう。
恐怖に陥ると冷静な判断が出来なくなるので、あまり周囲のうるさ方の声には耳を傾けず、自分で判断するように心掛けないといけない。
自分の目、考えを信じよう!
🌟頑張ろう!観光業界🌟