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金融緩和相場はいつまで続くのか? 【出口戦略というパンドラの箱は誰が開ける?】

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本日のマーケットは、米国がゼロ金利政策を長期間続ける方針を示し、投資家心理が改善したことにより、幅広い銘柄が上昇し、日経平均株価は3万円を回復した。

この流れを受け、マザーズも続伸し、75日線に加え25日線も一気に突破した。

 

さあ、やっとここから上昇相場再開か、と期待に胸が膨らむわけだが、米国の長期金利が再上昇してきており、まだまだ波乱の展開の可能性は残っている。

現在の米国10年国債は、1.737%となっており、一体いくらまで織り込んでいるのかが気がかりだ。

 

巷では、2%までは上昇するとの見方もあり、ここまでなら許容範囲なのかどうなのか、今夜の相場の行方が注視されるところだ。

 

 

このように、長期金利の動向は大きな関心事なのだが、本日の上昇要因であるゼロ金利政策の行方は、更に大きな関心事となる。

とりあえずは、2023年までは緩和継続となったのだが、その先はどうなるのか。

 

いつまでも緩和を続けるわけには行かないので、どこかで転換せざるを得ない。

つまり、出口戦略をどうするのか、ということが重大なテーマだ。

 

しかし、現在の株高が、金融緩和が要因となっている以上、ここはかなりデリケートな問題となる。

出口戦略の「で」の字を発した途端に、株価が暴落することも十分間が考えられるし、むしろ、そうなる確率がかなり高い。

 

私を含め、世間は株高で浮かれているが、随分と不安定な環境の上で成り立っているので、いつ暴落してもおかしくないということを、常に念頭に置いて、戦略を構築していく必要があるだろう。

 

 

 

本日の保有銘柄

 

好調な市場環境の影響を受け、本日の持株は、15万円ほどプラスとなった。

主力の一角のサンアスタリスクは下落してしまったが、こちらも主力級のグッドパッチが上昇してくれたので、全体ではなんとかプラスとなった。

 

しかしながら、新規をなかなか仕込めていないので、次なる手を打てずにいる。

下値での買いを狙っていたギグワークスも、反転の初動を捕らえることができず、買い損ねたままだ。

 

やはり、まだ、感情的に慎重になっていることが、買いの判断を鈍らせているものと思われる。

これが、吉と出るのか凶と出るのか分からないが、優柔不断は良くない。

 

とはいえ、躊躇しているのは、危険信号を察知している可能性もあり、ここは判断が難しいところでもある。

いやあ、何年経っても、株はなかなか難しいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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