やはり、日本株は強かった。
本日の日経平均株価は、前日比86円のマイナスで続落となったので、強いという表現は絶対評価としてはおかしい。
しかし、もう皆さんもご存じの通り、昨日のNYダウは、マイナス943ドルの大暴落だったので、今までであれば、日経平均も同額程度までは下がっていた。
それが、86円と小幅安に止まったのわけなので、相対評価としてはかなり強いということになる。
昨日までは、まだ半信半疑だったのだが、今日のこの強さを見ると、さすがに認めてよいのではないだろうか。
日本株は、再評価されているのだ。
その理由としては、コロナを比較的抑え込めているということと、決算が好調だということがあげられるだろう。
もちろん、足元の業績は、コロナの影響もあり大きく落ち込んでいるところが多いのだが、下期にかけては相当程度回復が見込まれている。
それを象徴するのが、本日のファナックの決算ではないだろうか。
ファナックの21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は、前年同期比33.1%減の382億円に落ち込んだ。
しかし、通期の同利益を見てみると、従来予想の477億円から963億円と、なんと2倍も上方修正しているのだ
これで、減益率が53.6%減から6.3%減に縮小する見通しとなり、また、前期の経常利益は1028億円であったので、ほぼ前期並みまで回復するということになる。
これは、期待を持てる内容といえるだろう。
他にも、セイコーエプソンも本日決算発表しており、21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は、前年同期比63.5%減の69.7億円に大きく落ち込んだものの、通期の同利益は、従来予想の140億円から240億円に、71.4%上方修正している。
これで、減益率が64.7%減から39.6%減に縮小する見通しとなり、こちらも大幅に回復する見込みとなっている。
もちろん、赤字が拡大している企業もあるのだが、全般的に見てみると、回復している企業が多いのではないかと感じている。
大型株が回復してくると、全体的なムードも良くなってくるので、一層のアゲアゲ相場が期待できる。
今後も決算発表が続くので、期待して見ていきたい。
マザーズ市場
それでは、肝心のマザーズ市場はどうだろうか。
本日は、マイナス1.92ポイントと小幅な下げとなり、日経平均と同様に、相対的に強い展開となった。
マザーズは、先週後半から急落し、私を含め多くの個人投資家が大損害を被っているのだが、なんとか、1,200ポイント周辺で下げ止まり感がでてきた。
ここで、なんとか底打ちとなってほしいものだ。
個別銘柄では、グッドパッチ(7351)がジェットコースター相場となっている。
今月に入って上昇気流に乗り、10月20日には4,440円と一気に2倍に到達したのだが、その後急落し、本日の終値は2,888円。
10日足らずで、3割以上も急落してしまった。
この銘柄は、保有銘柄でもあるので、まさに一喜一憂しているのだが、さすがにここまで下げてもらっては困る。
しかし、一方で、この銘柄は急騰してしまったので、なかなか押し目がなく、買い増しができなかった。
なので、これをプラスと捉えると、押し目買いのチャンスともいえる。
中期的には、成長必至のデジタル銘柄なので、強気で臨んでいきたい。