本日の日経平均株価は、前週末比493円高の2万2784円と急反発。
理由としては、臨床試験中の「レムデシビル」が、新型コロナウイルス感染症の重症患者の死亡率が低下して症状も改善したと発表され、前週末の米国株式が大きく上昇したことに起因。
また、後場は、上海総合指数が一段高となったことにより、高値引けとなった。
今日の上げは、分かりやすい要因によるものだったが、思いの外、上昇幅が大きかった。
再び、コロナ感染者が増加しており、相場も燻り始めたところだったので、安心感が広がったのかもしれない。
それにしても、東京を中心に、再び感染拡大モードに突入したにもかかわらず、例の「go to travel キャンペーン」を推進するのは不可解だ。
本日の、菅官房長官の会見でも、感染拡大の状況下でも、キャンペーン延期は「全く考えていない」と強調していた。
全く理解不能だ。
政府は、無責任にも、旅行を推進しているわけだが、一方では、修学旅行や遠足は軒並み中止となっている。
修学旅行などは、一生に一度のものなのに中止となり、子供たちの悲しみは計り知れないものがあるだろう。
この大きな矛盾を、どう子供たちに説明できるだろうか。
少なくとも、私にはその術はない。
安倍政権は、基本的には支持しているのだが、この点は合点がいかない。
朝令暮改は、恥ずべきことではないので、速やかに撤回してもらいたいと思う。
勢いに乗れない銘柄
今日のようなアゲアゲ相場でも、下落する銘柄はある。
このような銘柄は、基本的には時流に乗れていない会社ということになる。
なかには、直近買われすぎで、利益確定売りで下がっているものもあると思うが、それ以外は総じて弱い銘柄と判断できる。
先行き有望と言われているデジタル銘柄であっても、利益を出している優良銘柄であっても、株式市場での評価は、株価で決まる。
こういう時に危険なのは、銘柄に惚れこんでしまうことだ。
銘柄に惚れこみすぎると、執着が生まれる。
執着が生まれると、いくら株価が下がろうとも、こんなはずはないと、がっちりホールドしてしまう。
また、ホールドするだけならまだしも、ここぞとばかり買い増ししてしまう。
いわゆる、ナンピン買いというやつだ。
ナンピンすると、平均株価が下がるので、上昇した時に利益を得やすいのだが、そのままズルズル下がると、損失が拡大してしまう。
弱い株は、このズルズル下がるパターンが多いので、損失が拡大し、長期間、塩漬けとなるケースが多いだろう。
これが、負けの典型的パターンだ。
だから、決して感情移入してはならない。
ストップロスの設定
このように、損失が致命傷にならないためには、あらかじめ、保険をかけておくことが有効だ。
保険とは、一定の価格まで下がったら、強制的に売る設定にしておくこと、すなわちストップロスだ。
ここで難しいのは、ストップロスをどのラインで設定しておくかだ。
買値にあまり近い価格に設定してしまうと、すぐにロスカットされてしまうし、さりとて、あまり離れてしまっては、損失が多くなる。
ここは、それぞれ試行錯誤の連続になるが、私は、8%に設定している。
100円で購入した場合、92円で逆指値しておくのだ。
これが正解かどうかは分からない。
ボラティリティが高い銘柄だと、いとも簡単にひっかかってしまう。
瞬間的な下げで売らされて、後に上昇するパターンだ。
この紛れで、私も随分と好機を逃したことがある。
しかし一方で、売っておいて正解だったことも少なくない。
だから、ここは決め事として、運用していくしかないと思う。
Chatworkを売らされた
今日は、私の中での主力有望株だった「Chatwork」がストップロスに引っかかった。
Chatworkは、6月7日のこのブログで取り上げており、着々と買い増してきたのだが、あっけなく強制的にすべて売ってしまった。
Chatworkに関するブログはこちら
チャットは、これからのコミュニケーション手段として、本流となるはずなので、有望銘柄であることは間違いない。
しかし、有望銘柄と強い銘柄は別物だ。
いくら有望銘柄でも、下がる時はとことん下がる。
が、しかし、ひょっとしたら一旦下がっただけなのかもしれない。
この辺りは、はっきり言って分からない。
分からないので、どう方針・戦略を立てるかで決めるしかない。
ストップロスを使い、防御力を高めるのか。
決め打ちで、とことん勝負するのか。
私の性格としては、とことん勝負する派であるのだが、それで今まで痛い目にあってきたので、今は防御優先の戦略を試しているところだ。
果たして、今回のロスカットは、吉と出るか凶と出るか。
目をそらさず、しっかりと注視していきたい。