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株価はまだまだ上昇するのか【一時の下落を気にしてはいけない】

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東京都が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請を、19日に全面的に解除する方向のようだ。

これで、ライブハウスや接待を伴う飲食店も、感染防止策をとった上での再開が認められることになる。

 

また、東京アラートなるものも解除されるようで、感染者がまだ発生している中、不安を感じる人もいるとは思うが、「もうこんなことやってられるか」という流れに変わってきているようだ。

結果オーライ的に、死者が少なく抑えられているので、「コロナって実は怖くないんじゃない?」と思い始めた人も少なくないと思う。

こうした流れで、今までの積もり積もった鬱憤を一気に晴らす展開になると、今度こそ危うくなるかもしれない。

気が緩むと風邪を引きやすくなるように、行動が行き過ぎないように注意すべきだ。

 

日経平均株価は久々に下落

 

4月以降、株価は一本調子に上昇してきたが、本日、大きく下落した。

これが押し目なのか、調整入りなのかは分からないが、何等かの兆候なのは確かであろう。

 

株価が動くと、必ず理由付けが行われる。

今回でいうと、円高ドル安が進んだというのが一つ。

価指数先物・オプション6月限のメジャーSQを明日(12日)に控えた波乱の展開というのもある。

また、FRBが景気の先行きに不透明感を示したこともあげられるが、どれも場当たり的だ。

 

為替が要因としてあげられることが多いが、円高になっても株価は上がることもあるし、SQなども、これが原因で下げるということも必ずしもない。

そんなことが分かっているなら、この前に空売りしておけば必ず儲かることになる。

 

また、FRBの先行き不透明感については、ちゃんちゃらおかしい話だ。

そもそも、先行きは不透明どころか、真っ暗なのが現状であって、株価と実体経済は、ずっとかけ離れた動きをしてきたのだ。

それが、今になって、不透明だから下げるなんてことは、ありえないだろう。

実にいいかげんな理由付けだ。

 

では、何故下げたのかということになるが、そんなものは本来分からないのが普通だ。

大きな全体の流れをつかむことが重要であって、日々の変化に一喜一憂する必要はない。

 

たまったマグマは爆発する

 

コロナ禍で、世界中に人々は鬱屈とした暮らしを、強いられてきた。

その抑え込まれたエネルギーは、どこかで解放されなければならない。

そのエネルギーによって、株価は上昇を続けてきて、コロナ前の水準をほぼ取り戻したわけだが、まだまだこの力は、そんなものではないと思っている。

まだまだ爆発しきっていない。

むしろ、くすぶっている程度ではないだろうか。

 

私自身も、最初からこのように考えてきたわけではない。

もし、考えられていたならば、今頃、左団扇になっていたはずだ。

このブログにも書いてきたが、最近までは、二番底が必ず来ると信じていた。

そのため、相場も下落方向に賭けていたのだが、二番底はついにやってこなかった。

 

これは、経験則的に言っても異常なことなのだ。

派手に下げた時は、必ず二番底が来ていた。

しかし、この兆しが全くなく、一本調子で上げるということは、溜まりにたまったエネルギーが途轍もなく大きいものなのであり、これに逆らうものは、簡単に飲み込まれてしまうということだ。

ここは、この流れに乗っていくしかない。

 

トランプショック

 

気がかりなこともある。

それは、トランプ大統領が再選されるかどうか問題だ。

直近の世論調査では、支持率が、昨年1月以降で最低の38%まで下がったようだ。(不支持率は57%)

新型コロナウイルスに対する初期の失敗や、白人警官による黒人暴行死をめぐる一連の言動などが影響しているようだが、マーケットへの配慮が手厚いトランプが、もしバイデンに負けるとなると、波乱の展開にもなりかねない。

 

トランプ大統領誕生の瞬間は、相場は暴落したのに、なんとも皮肉なことである。

11月3日の投票日まで、あと5か月弱。

どう切り返していくのか、まさに手腕の見せ所であり、注視していきたい。

 

 

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