米大統領選は、本格的に長期化しそうな雰囲気となってきた。
このままトランプが引き下がるとは思えないので、しばらく膠着した状態が続き、グダグダした展開が繰り広げられるのであろう。
郵便投票が導入されれば、このような展開になることは、当初から分かっていただろうに、なぜ、何らかの改善策が取られなかったのか全く理解できない。
民主主義の最先端を行く、米国らしからぬ失態といえるではないだろうか。
そして、このような選挙事情以上に理解できないのが株式市場だ。
政治空白が生じるリスクが高まっているのにも関わらず、NY市場は上昇し、本日の日経平均株価も410円高となり、2年1か月ぶりの高値を付けるというおまけつきだ。
株高の要因は、後付けで何とでも言えるので、ほとんど当てにならないのだが、少なくとも選挙前は、この政治空白が生じる長期化こそ、最大の懸念材料であったはずだ。
その前提が、いとも簡単に崩れ去ってしまったので、多くの投資家は戸惑っている。
歴戦の強者たちのツイートを見てみても、ほぼほぼ、この上げ相場に乗れていないのが分かる。
皆、何が起こっているのか、理解できないのだ。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
しかし、上昇することに越したことはないので、今の相場は大歓迎といえる。
上がる要因は分からないが、このような不思議な上昇(勝ち)もある。
また、特に、この二日間のマザーズ指数の上げが大きい。
本日も、3%を超える上昇となり、完全に息を吹き返している。
先週までは、75日線を割り込むのではないかとヒヤヒヤしていたのだが、この勢いだと、明日にも25日線を突き抜けるかもしれない。
でも、ここでまた図に乗ってはいけないだろう。
不思議な勝ちも、そうそう続くはずもない。
とりあえず、明日は週末となるので相場も一息つける。
現在の持ち株たちの状態がどうなっているのか、しっかりと分析する必要がある。
「負けに不思議の負けなし」の格言に従うのなら、この局面はいずれ下がるという可能性が高いことになる。
この週末は忙しくなりそうだ。
今週末は、G1レースもないので、没頭できそうだ!