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時給3,000円ってどういうこと?

投稿日:2020年5月15日 更新日:

昨年5月4日のブログ!

今日は令和初めての一般参賀。
良き時代になるよう祈るばかり。

まだ令和3日目ということもあり、TVニュースが令和一色。
もっと他に報道することがあるだろうと、苦言を弄する意見もちらほら。

でもメディアの偏向報道は、今日に始まったことではなし。
このめったにない改元の時くらい、一色になってもいいのではないか。

何事も、気から始まる。
景気も気から、病も気から。

皆がめでたいと感じるこの気は、まさに新時代の幕開けであり、世の中をよくする気だと感じる。
多いに盛り上がりたいものである。

さて、米国の失業率がどえらいことになっている。
4月の失業率が3.6%と、なんと49年4カ月ぶりの低水準。
49年4カ月前となると、1969年12月。
まだ生まれていない…。

いったいどこまで好調が続くのか。
好調なのに利上げしない方針だし、トランプさんは利下げにも言及している。
ゼロ金利政策の日本とは違い、いかようにも対策がとれる米国はさすが経済No.1の国だ。

さらに、平均時給も増えている。
前年同月比3.2%増の27.77ドル
しかも、2018年後半から9カ月連続で3%台の伸び率になっている。
まさに、絶好調!

ちょっと待った。
27.77ドルって、どんだけ?
1ドル110円とすると、なんと3,054円也。
時給3,054円っていったい??

日本は、せいぜい1,000円。
その差3倍。えらいこっちゃ。
なるほど、円が弱いはずだ。

海外との物価を比較するには、為替レートだけでは計れない。
その国の物価変動高(インフレやデフレ)が大きく影響する。

日本はこの30年(平成の世)、デフレであった。
アベノミクスで、2%の物価上昇を目指しているが実現できていない。

この物価の差を体感するのは、海外旅行だろう。
以前はなにかと安く感じていたが、今はどうだろうか?
東南アジアでも日本とさほど変わらない。
欧米では、高くて外食できないレベルではないだろうか。

また、逆も真なりで、外国人の日本旅行は非常にリーズナブルだ。
安いから爆買いもできる。
不動産も買い占められる。

これが、経済力であり、国力だ。
国際間の経済格差により、日本はどんどん貧しくなっていく。
このままでは非常にまずい。

この原因の一端は企業にある。
日本企業は内部留保を積み増すばかりで、従業員に還元しない。
企業は富むが、社員は貧する。
企業はどこへ向かっているのか??

しかし、日本企業は安泰かというと少々疑問だ。
どこに優位性があるのだろうか。
社員の賃金を抑えることにより原価低減し、価格優位性を構築しているだけかもしれない。
こうなると事態は深刻になる。

社員は、終身雇用という餌により、ますます奴隷化していく。
ストレス過多となり、メンタルに異常をきたす。
事故が増え、電車は遅延することが固定化する。

会社に縛られる生き方は、すぐに止める必要がある。
家族のためと、我慢して続けても、結果的に体を壊してしまっては本末転倒だ。

さらに、昨今の働き方改革と自動化の流れ。
これは実現すると、社員は必要なくなる。
そうなると、終身雇用はいとも簡単に瓦解し、社員は首を切られる。
すべては、自己責任とされ、社員に責任をかぶせられる。

そのような未来は目に見えている。
よって、遠慮することは微塵もない。

自己防衛するため、豊かな生活をおくるために、考え方を変えていく必要がある。
大きく方向転換するのだ。
メンタルブロックされている周囲の意見など、聞く必要はない。
このような問題意識を持っている人がどれだけいようか?

行動しよう!
穏やかな暮らしを実現するために!!

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