本日の株式市場は、昨日と全く同じ展開となり、日経平均株価は106.97円安の25,527円。
日経平均は下落したものの、TOPIXは0.98ポイント高となり、結局、日経平均はまたファーストリテーリングなどの値嵩株の下げに引っ張られる展開となった。
東証1部上場銘柄全体でも、値上がり1,296社、値下がり788社となっており、比較的堅調な動きといえる。
肝心のマザーズは、▲0.32ポイントで、若干反落したものの、何とか75日線で耐える展開が続いている。
今週は、マザーズ銘柄にとっては急落があったので、ろくでもない週となってしまったが、急落後は何とか耐え忍んでいるので、その頑張りに一旦胸をなでおろしている状況だ。
このように、個人のポートフォリオはともかくとしても、日本株は26,000円を一時奪還したことから、引き続き好調を持続しているといえる。
NY市場の影響も大きく受けなくなってきているので、この点は前向きに捉えられる。
とはいえ、懸念材料は、やはりコロナ感染者の増加ということになろうか。
感染者が増え、再び経済が停滞するとなると、期待感が削がれる可能性もある。
ここは、あまり自粛モードに偏らないように、政府には踏ん張ってもらいたいところだ。
コロナ感染者は増え続けるのか
確かに、コロナ感染者数は、増加傾向にある。
しかし、そもそもこれは、十分織り込み済みだったはずではなかっただろうか。
冬に入り、寒くなって乾燥すると、人の免疫力は低下し、ウイルスは活発化するので、感染者は当然増える。
これは、この時期、風邪を引く人が増え、インフルエンザが流行するのと全く同じ構図だ。
なので、コロナ感染者が増えるのは、当然の帰結といえ、全く驚くべきことではない。
また、感染者の多くが無症状ということが分かってきているので、それ程、恐れるものでもないと思う。
問題は、医療機関の逼迫にある。
指定感染症なので、医療機関の負担が半端なく大きいのだ。
対処しなければならない医療機関としては、活動自粛を訴えるのは、ある意味当然なので、ここのバランスをどうとるのかが、最も難しいところだと思う。
コロナ対応が増えると、病院としては経営が悪化してしまうので、医師や看護師の給与にも影響が出る。
最も負担がかかる医療従事者の給与が減少してしまうのは、理不尽なものであるので、せめてこのところは、国の支援があっても良いと思う。
それに文句を言う納税者は、いないと思うのだがどうだろうか。
おそらく、本格的な冬の到来とともに、コロナ感染者は今よりも増えていくだろう。
これは止めようがないものではあるが、マスクなどの感染防止策は徹底しなければならない。
この期に及んで、マスクをしていない人がいることは、非常に残念に思う。
これは、社会生活を送るうえでの当然の義務であり、これを個人の自由の問題と履き違えてはいけない。
誰もが辛い思いをしているのだ。
協力し合うしか、道はないではないか…。