本日は、日経平均株価は、300円を超える上昇となったが、マザーズ指数は△1.62%と撃沈してしまった。
何が起こったのか…、ここのところの上昇分の調整ではあるが、チェンジのS安は気になることろだ。
出来高を伴った大陰線、不吉な予感しかない。
チェンジ自体がしばらく停滞するのは仕方がないとして、他のデジタル銘柄に波及していくのが怖い。
マクアケやBASEなどの直近急騰銘柄も、明日ドスンと落ちる可能性がある。
ニューラルポケット、インターファクトリー、サンアスタリスクなどの直近IPO銘柄は、本日すでのチェンジと運命を共にした感じでドスンと落ちており、更なる下落の可能性も高いだろう。
なかでも、このブログでも頻繁に取り上げているサンアスタリスク、結局、ズルズルと下落する展開となってしまっている。
300万程あった含み益も、今ではトントンになってしまっている。
結果からすると、途中で見切りをつけて、売らなければならなかったのかもしれないが、売るタイミングというのは本当に難しい。
特に、勝負銘柄であればなおさらだ。
銘柄に感情移入してはいけないとは、よく言われるが、確かにそれはそうだと思う。
思い入れが強くなると、冷静に相場を見られなくなってしまうからだ。
しかし、人はロボットではない。
感情があるのが人間であり、思い入れという情がないと、株式投資は面白くないと思っている。
調子が良くない時にこういうことを言うと、負け犬の遠吠えのように聞こえてしまうが、決してそうではない。
なぜなら、勝負付けはまだ終わっていないから。
戦いは、まだまだこれからだ。
最大の懸念は中国リスク
デジタル銘柄は、これからしばらく不安定な展開となる可能性があるが、それよりも、中国リスクの方が大きな問題だ。
今までも散々ここで記しているが、日本企業は、中国に相当依存しているので、今後の国際情勢によっては、大打撃を受けてしまうだろう。
そんなこと起こり得るのかと、多くの日本人は考えていると思うが、やはり平和ボケしていると言わざるを得ない。
反日メディアからしか情報を入手できていない人が多いのも、その理由の一つになろう。
米国、オーストラリア、インド、そして欧州諸国も、反中国に動いている。
その中で、日本はどう動いていくのか。
中国は、今では四面楚歌の状態になっており、日本に救いを求めざるを得ない状態となっている。
そこで、日本が取りえる戦略は3つ。
・中立政策(安全保障は米国に依存し、経済面では中国と互恵関係を保つ)
・中国を支持(二階氏など親中派に屈し、習氏を国賓として招待)
・米国を支持(明確に意思表示)
日本的に言えば、中立政策を取るのがベターだと考えられるし、恐らく政府もその路線を探っているのではないかと思う。
確かに、これが可能であるならば、何も問題がないようにも見える。
しかし、そもそも、これら3つの戦略を日本の意思で選べるような、国際情勢なのだろうか。
世界は日本を中心に回っているわけはないので、こんな虫の良い話は通らないだろう。
となると、日本が取れる戦略は、1択となる。
米国を支持する以外、方法はない。
こうなると、日本企業への影響は計り知れなくなるわけだが、今、現実的に対中国戦略を見直している企業はどれほどあるだろうか。
圧倒的多数の企業は、思考停止し、現状維持のまま進んでいくという幻想を抱いているのではないだろうか。
このような企業は、危機管理がまるでなっておらず、もちろん投資に値しないといえる。
そして、現時点で中国依存の大きい企業も、投資先としては相応しくないといえるだろう。
国際情勢は緊迫しており、打てる手は早めに打っておくことをお勧めしたい。