野村証券は、来年度入社の新入社員を、コールセンターに配属するらしい。
コロナ禍で対面営業が難しくなるので、顧客との接点がとりやすいコールセンターに配属して営業をするとか。
コロナ禍でどの業界も大変だと思うが、そこは天下のノルマ証券、タダでは転ばない。
営業の原点は電話だとするのは、尤もらしく聞こえるが、要は、足から電話に手段が変わっただけで、ノルマ営業は変わらないということだろう。
それよりもビックリしたのは、いまだに電話が営業手段だということだ。
このご時世、一体誰に電話するのだろうか…。
この問いは愚問であった。
当然、相手は高齢者ということだろう。
ネット証券に侵食されてしまい、40~50代以下は、もう期待できない。
頼みの綱は、60代以上の高齢者ということだが、この層は、当然ながらどんどん尻つぼみになる。
まあ確かに、この層はお金を持っているので、今時点では上得意としてカモれるのだろうが、早晩、このビジネスモデルは崩壊する。
野村は、果たしてこれから中長期の戦略が描けているのだろうか。
コールセンターといったアナログに、頼っている場合ではないように思うのだが。
少なくとも、投資先には成り得ないだろう。
マザーズ絶好調
マザーズ指数は4日続伸し、連日で年初来高値を更新。
2018年2月以来、2年8カ月ぶりに1300pt台を回復した。
売買代金も概算で3383.39億円となり、9月2日以来の3000億円台乗せだ。
指数を牽引したのは、BASE(4477)で、11%を超える上昇となり売買代金もトップとなった。
BASEは、ずっとウォッチ銘柄にしていたのだが、ついに買うことができなかった。
買えない原因の一つは、購入価格が高いということだ。
基本的な買い手法を、買い増しとしているため、一撃で50万円以上となってしまうと、購入総額に限界がある身としては、なかなか手掛けにくくなる。
こうなると、同様に、チェンジやマクアケ、KIYOラーニングなども、やはり買いづらい。
このままだと、対象銘柄の幅が広がらないので、どうしたものかと思案中だ。
マザーズ指数は絶好調ながら、値上がり146銘柄、値下がり173銘柄と、値下がり銘柄の方が多く、全面高というわけではない。
特に、直近IPO銘柄などは、軟調のようだ。
このあたりが、新興株の難しいところだと思う。
人気銘柄が、とにかく移ろいやすい。
人気化して勢いづいてきたかと思うと、いつの間にか、さあーっと引けていく。
まるで、潮の満ち干を見ているようだ。
このように、新興株は、扱いが難しいのだが、これからの成長性を考えると、やはり新興のデジタル銘柄であり、オールドカンパニーには食指が動かない。
ジェットコースターを乗りこなすのは大変だと思うが、要はこれを楽しめるかどうか。
この世の中は、エンターテインメントだと思っている。
楽しんだもの勝ちなのだ。