本日のマーケットは、昨日の売買停止の影響が懸念される中、上昇してスタートした。
あれだけの大失態をしてしまったので、国際的にも信頼が失墜してしまってもおかしくはなかったが、杞憂に終わり、まずは一安心といえよう。
そして、今日は平穏なうちに取引きが終わり、落ち着いた雰囲気で連休を迎えられると思っていた矢先の出来事だった。
14時頃、一転して急落してしまった。
それはなぜか、そう、トランプ大統領がコロナウイルスに感染したとのニュースが伝わったのだ。
以前から、あまりの無防備さに、心配でもあり、呆れてもいたので、ついに来るべきものが来たかという感じではある。
マスクをしている人を、馬鹿にしたような発言をしていたので、自業自得とも言え、同情には値しない。
しかし、彼は、現役の米大統領であり、1か月後に大統領選挙を控えている身。
今後の国際情勢や日米関係、そして経済面、株価のことを考えると、トランプ大統領に再選してもらわないと困るのだ。
これは、株式市場の数字を見てもらえば明らかで、この報が伝わるや、ダウ先物が600ドル急落している。
日本市場も、このダウ先物につられた形になったわけだが、市場はバイデンではダメだとしているのだ。
幸いにして、公務に支障がない程度の症状のようなので、大事には至らないようで良かったのだが、いつ急変するか分からない。
そのリスクはつきまとうわけで、これによって、選挙が不利になったことは否めないだろう。
ここから、トランプ陣営がどう巻き返しを図るかに注目が集まるが、私は、トランプは秘策に出るのではないかと感じている。
思い切って、アメリカ製の新薬を服用するのではないかと。
そして、新薬を服用した結果、ウイルスに打ち勝ち、中国に勝ったと勝利宣言する戦略に出るのではないだろうか。
当然、危険性もあるとは思うが、この劣勢をひっくり返すためには、サプライズが必要となる。
そのためには、彼は、この程度のことは平気でやってのけるのではないかと思っている。
まあ、この戦略をとるかどうかは別にしても、早期の回復をお祈りしたい。
年内の株式戦略
さて、今年もあと3か月になったわけだが、戦略とは少々大げさな物言いであるものの、年内にしておくべきことがある。
一つ目は、NISAの非課税枠の利用だ。
毎年、少しでも条件の良いものをと欲が出て、このNISA枠120万円を、なかなか利用できないで年末を迎えてしまう。
そして結果的に、年末ギリギリになって、たいして検討もせず、えいやぁと買ってしまう。
そうなる前に、まだ余裕のある今のうちに、この非課税枠を有効に使いたいと思う。
二つ目は、損失処理だ。
売却益がある場合、損失の出ている株を売却すれば、税金が還付される。
この税金も馬鹿にならないもので、せっかくなら少しでも取り戻しておきたいものだ。
含み損を抱えている銘柄も、上がるかもしれないという期待や欲から、心理的にもなかなか処理できないものなので、この損益通算という大義名分で、自分を納得させるという効用もある。
これも、だいたいいつも、年末ギリギリの処理となってしまっている。
ギリギリのタイミングだと、同じように考えている人が、同じように売りに出るので、相場が崩れやすい。
今まで何度も同じ轍を踏んでしまっているので、こちらも早めに処理しておきたいと思う。
頑張って、この10月中に決行するとしよう。