本日の日経平均株価は、+521円の爆上げ。
対して、マザーズ指数は、△13ポイントの下げ。
あいかわらず、バリュー株が上がり、グロース株が売られる展開が継続している。
実に気に入らない相場が続き、耐えがたきを耐える状況となっている。
マザーズ相場全体が軟調なうえに、保有銘柄も、大きな下げを喰らっている。
先週末に決算発表したCahtworkが、ストップ安と撃沈。
金曜日のブログにも書いたが、あまりにセンスのない通期業績の発表を行ったので、危ういとは思いってはいたものの、まさかストップ安まで売られるとは…。
しばらくは、売るに売れない相場が続くと思う。
あとは、エーアイが15%弱も下げてしまった。
決算が嫌気されたのか、立会外分売の影響なのか分からないが、恐らくは決算が期待値以下だったことではないかと思う。
7-9月の増益率が、最終益ベースで前年同月比+9.8%と、増益率が鈍化したのだ。
売上も、前年同月比で8.7%増と物足りなさがあるのかもしれない。
とはいえ、製品開発も順調で、今後の成長力は十分あると思うので、下がったところは買い増したいと思う。
現在の株価水準は、直近高値から▲38%、75日線を割り込んだ状態なので、反転があってもおかしくない。
損切は早く、利食いは遅く
株式投資で成功するには、損切は出来るだけ早く行い、利食いは遅くするのが良いと、一般的に言われている。
確かに、その通りだとは思うのだが、利食いを遅くするということは、補足が必要だろう。
下がるのを恐れるあまり、上がったらすぐに売ってしまうようでは、利益は当然増えないし、そもそも、儲けるために株をやっているので、このような人は、向いていないので、早めに店仕舞いした方がよいだろう。
よって、ここでの問題は、どこまで遅くするのが妥当かということになる。
株が調子に乗って上がりだすと、どうしても欲が出て、まだまだ上がると考えてしまう。
そうすると、例え、買値から30%~50%上がっても、なかなか売れるものではない。
自分のルールをつくり、20%上げたら売ると決めていたなら、売り抜けられるかもしれないが、そうでないと、売るタイミングはどんどん遅くなりがちになる。
そうなると、「利食いは遅く」が格言のはずなのだが、利食いが遅すぎてタイミングを逸し、その後ズルズルと下がって売るに売れなくなるいうことになってしまう。
人間の欲は際限がないので、利食いは遅くなどと言っていると、恐らくダメだろう。
私自身も、何度となく、失敗している。
上述した、Chatworkもその典型だ。
買値は1,600円で1,000株持っており、10/21に2,624円をつけている。
実に、60%以上も利が乗っおり、その時点で売れば100万円の利益になる。
しかし、これが売れないのだ。
欲にかられて、ついつい、まだまだ上がると考えてしまう。
そして、売り時を逸して、決算跨ぎで失敗し、急降下爆撃を喰らってしまっている。
このようなことにならないよう、利食いは遅くなどと言っていてはいけない。
「利食いはほどほどに」、とか、「利食いは確実に」、といった格言に変えた方がよいだろう。