GWも残り2日。
いよいよ憂鬱なカウントダウンが始まり、何となく気が急いてきます。
これは、サラリーマン特有のものでありますが、小中学生も同じような気持ちを抱いているのでしょう。
気分というのは、デリケートなものでして、実際に起こってみれば大したことがないことでも、そこまでの感情の道のりは、険しいものがあるのは確かです。
多くの人は、実際に学校や職場に行ってみれば、なんてことがないことが大半だと思いますが、それを感情面に落とし込むと、負の面が増幅されてしまい、実際以上に憂鬱になってしまいます。
しかし、中には、現実の方が悲惨な状況の人も存在します。
学生であれば、イジメであったり、交友関係、学業不振であったりと、学校生活そのものが苦である場合があり、未成年の自殺が増加していることが、それを物語っています。
それでも、どこかに落ち着ける場所、安住の場所があれば、救いもあるのですが、どこにもそれがないと救いがありません。
本来であれば、家庭がその場所であるはずなのですが、家庭内での虐待問題も増加しつつある今、そのような環境下の子供たちにとっては、この世はまさに修羅の場となってしまいます。
結局この世は、生物の原理原則通り行くならば、弱肉強食の世の中ですので、弱いものへ皺寄せされてしまいます。
親が社会的弱者で、虐げられた存在であるならば、それがその子供に皺寄せられ、負の連鎖が起こってしまいます。
こうなると、これは社会問題ということになるのですが、これは、人類に生存競争があるかぎり、解決されることは難しいでしょう。
であるならば、どうすれば良いのか…。
残念ながら、解決策は見当たらないのですが、まずは、自分の家庭において、子供たちにとって安住の場であるように、努めていくしかないと思っています。
自分のその時の感情で、子供たちに当たり散らさないよう、注意しないといけないですね。
FIREの後に
さて、多くのサラリーマンにとっては、仕事は苦であると思います。
好きなことを仕事にすれば、そんなことはならないということなのかもしれませんが、好きな事を仕事に出来ている人なんて、どれだけ存在するのでしょうか。
いや、そもそも、自分の好きなことって何なんだろう、という人も少なくないはずです。
好きことがない自分がダメなんだと、卑下してしまう人もいると思いますが、決してそんなことはありません。
みんな、同じです。
これは、世の中が、画一的な価値観があったので、仕方がないことでもあるのです。
良い高校・大学に入って、良い会社に入れば、幸せになれるという今までの価値観であるならば、目の前の勉強をしっかりとやりさえすれば、問題なかった筈なのです。
そして、その路線から脱線してしまった人は、今までは落伍者とされていました。
しかし、今ではどうでしょうか。
そのような落伍者や異端児とされていた人が、プロフェッショナルとして、その道に没頭して、仕事を楽しんでいる、という構図になっています。
逆に、優等生であった人たちは、今では、迷える子羊として、人生を彷徨ってしまっています。
これが、今、「FIRE」が流行し出している背景だと思います。
FIREで、この迷路から抜け出すことが出来るのか。
FIREも、一時のブームで終わってしまうのか。
恐れくは、FIREを目的にしてしまうと、行き詰まってしまうのではないかと懸念されます。
左はさりながら、この混沌とした現状から抜け出すことが目的ということも、十分に大切な動機といえますので、一概にそれがダメだとは言い切れません。
これらも、簡単に結論が出せる問題ではありませんので、考えて続けることが大事です。
盲目的に人生を送るということが、最も恐るべきことだと思いますので、様々な生き方を模索することは価値あることです。
ですので、色々な考え方があるのだということを、発信し続けたいと思います!